『スターウォーズ』に影響を与えた黒澤オリジナル。今リメイク作は『スターウォーズ』のダースベーダーに影響された？
実はオリジナルをしっかりと観ていないので比較もできませんが、アイドルが出演している娯楽時代劇とすれば、なかなかいい仕上がりになっていたように思います。『日本沈没』の出来の悪さもあったので、観に行くのもためらっていたのに、気になってしょうがない。と、怖いもの見たさでついつい・・・
森田リメイク版『椿三十郎』なんてのは織田裕二の背伸びした感じが浮いてしまったけど、今回の阿部寛が演ずる真壁六郎太はさりげない動きがミフネを感じた。あぁ、オリジナルでは三船敏郎が演じているんだな～とわかったくらいだ。残念なのは雪姫（長澤まさみ）と金堀の武蔵（松本潤）に隠れてしまっていたこと。これじゃ六郎太が隠し砦の“砦”だ。すると三悪人というのは他の三人のことなのかな？などと、結局誰が悪人なのかわからずじまいの鑑賞となりました。
樋口監督ということもあり、CGやアクションを楽しめるのかと思っていたけど、冒頭の秋月城炎上以外はそれほどでもありませんでした。それよりも、残虐なシーンや民が苦役を強いられているシーンが効果的で、平民の心を理解してゆく雪姫に感情移入してしまう。「民の心を知らねば再興もできぬ」という言葉も印象的でした。そんなこんなで十分楽しめたのですが、最後の音楽によってガクッ・・・
BS2の黒澤特集を楽しみにしているのですが、このオリジナル作品放映は9月まで待たねばならない。その際には雪姫の魅力の違いや関所の男色役人（高嶋政宏）の違いをチェックしたいものです。
★★★・・
実はオリジナルをしっかりと観ていないので比較もできませんが、アイドルが出演している娯楽時代劇とすれば、なかなかいい仕上がりになっていたように思います。『日本沈没』の出来の悪さもあったので、観に行くのもためらっていたのに、気になってしょうがない。と、怖いもの見たさでついつい・・・
森田リメイク版『椿三十郎』なんてのは織田裕二の背伸びした感じが浮いてしまったけど、今回の阿部寛が演ずる真壁六郎太はさりげない動きがミフネを感じた。あぁ、オリジナルでは三船敏郎が演じているんだな～とわかったくらいだ。残念なのは雪姫（長澤まさみ）と金堀の武蔵（松本潤）に隠れてしまっていたこと。これじゃ六郎太が隠し砦の“砦”だ。すると三悪人というのは他の三人のことなのかな？などと、結局誰が悪人なのかわからずじまいの鑑賞となりました。
樋口監督ということもあり、CGやアクションを楽しめるのかと思っていたけど、冒頭の秋月城炎上以外はそれほどでもありませんでした。それよりも、残虐なシーンや民が苦役を強いられているシーンが効果的で、平民の心を理解してゆく雪姫に感情移入してしまう。「民の心を知らねば再興もできぬ」という言葉も印象的でした。そんなこんなで十分楽しめたのですが、最後の音楽によってガクッ・・・
BS2の黒澤特集を楽しみにしているのですが、このオリジナル作品放映は9月まで待たねばならない。その際には雪姫の魅力の違いや関所の男色役人（高嶋政宏）の違いをチェックしたいものです。
★★★・・
しいなきっぺいよかったわ～
５０年前の作品のリメークという事ですが、私自身原作は観ておりませんので、あくまで今の作品として観ましたが、前評判の酷評というほどの作品ではなかったと思います。
確かに誰が三悪人だったのかこれではわからなかったですよね・・・あの３人が悪人というのはどうもね・・・
私自身映画を観る時はアイドルとかいう定義では観ません。彼ら彼女らはいずれ立派な俳優女優となっていくので１０～２０年後にはアイドルという言葉は言われないでしょう。
個人的に樋口監督作品では何故か酷評はないのが不思議なんですよね。
私も本作は思っていたよりは楽しめました。
ただ、松潤は、なんで鼻の下だけおヒゲがないのでしょうか。気になって仕方ありません。
＞すると三悪人というのは他の三人のことなのかな？などと、結局誰が悪人なのかわからずじまい…
黒澤版では、本作の武蔵と新八にあたる太平（千秋実）と又七（藤原釜足）の人物設定が、最後に至るまでケチな小悪党…という感じ（代官所に密告して賞金を貰おうとしたり）でしたので、表向き軍資金横領犯を装う六郎太（三船）と合わせて三悪人という事にしたのでしょう。
だから、ああいう具合にキャラクターを変えてしまったら、タイトルにそぐわなくなってしまいますね。
関所の役人は、黒澤版では男色でなく、ただ通してしまうだけで終わりでした。もっとも50年前には、同性愛が映画に登場する事自体ご法度でしたが（笑）。
この監督さん、他の作品をいくつか観ましたがイマヒトツだったですが今回はまぁ良い方かなと。
阿部ちゃんが一番良かったかなと思いますね。
BS2で9月に放送されるんですか～先ですね。
オリジナルの「隠し砦」は、「SW」を見てから見たんやけど、どこが似てるんかイマイチわからんかった。
高嶋兄は、おもろかったですね～。
誰が「悪人」なんだ(?_?)と思っていましたが、
なるほどそう言う事？(^.^;)
阿部ちゃんは存在感抜群で、良かったですね。
高嶋政宏は面白かったです。
声を張る仰々しい芝居もおぉ！と感じますが、何といっても
シャキーンなまゆげをご覧下さい。
あとエンディングのクレバの曲ですね。FMでも流れてて
「全然時代劇に合わないじゃん」って思ってました。
重厚なオーケストラっぽいのが良いのに。
武蔵とのロマンスを入れちゃったせいで
悪人がいなくなっちゃたのね～。
六郎太も悪人だったのか～。びっくり！
宝を分けたわけですね～（笑）
楽しんじゃいましたが
椿と違って大分お話が違うんですねぇ・・。
この頃、時代劇だからといって若者に媚びて
現代風の音楽を使う事が多いようですが
あくまでもその映画の内容に合った音楽にしてほしいです。音楽だけ浮いてしまう作品が、最近多いので
最後の最後でがっくりです。
無理に現代ぽくしなくていいと思います。
テレビの「白い巨塔」「華麗なる一族」「王様のレストラン」などの音楽は見事に作品と合っていて渾然一体となって効果を上げていました。
あのヒゲは怖いですよね。どうしてあんな風に生えているのか・・・椎名桔平もよかったけど、甲本雅裕も陰で目立ってたかな・・・
＞ＰＧＭ２１様
俺もオリジナル未見のようなものです。
樋口作品はどうしても酷評ばかりになってしまいますが、本作は面白かった。さすがに『日本沈没』の反省があったんじゃないかと思います。
アイドルという言葉を敢えて使ったのは、樋口監督自身が意図的にそうした扱いにしたかったんじゃないかと思ったわけです。
まぁ二宮くんなんかも評価されてることだし、今後は俳優として頑張ってもらいたいところです～
＞Ｋｅｉ様
詳しい解説ありがとうございます！
普通に考えればよかったんですね（汗）
長澤まさみが「自分が悪党」みたいなことを言っていたので、違う意図があったんじゃないかと考えすぎてしまいました。
まぁ、タイトルの意図だけはリメイク失敗となった感はありますが、娯楽作として目いっぱい楽しめました。
黒澤版ではさすがに同性愛がないのですかぁ～ちょっと残念（笑）
＞ゆかりん様
オリジナルをしっかりと見てから鑑賞したかったのに・・・（なぜだかレンタル店へ行く気がしないので）。
樋口作品は今までどれも今一つでしたよね。アニメではみんな評判がいいのに・・・
＞aq99様
俺もスターウォーズ世代のはずなんですけど、なぜだか流行に乗りきれなかったのです。アマノジャクだったせいかなぁ（汗）
どこが似てるかわからないんですか？！
ということは、ジョージ・ルーカスもすごく深く観てたってことなんでしょうか。やっぱり凄いわ。