90歳という老人を表現するのに、これでもかこれでもかと演技力を発揮したイーストウッド。さらに携帯の無い時代を生きてきたことを強調し、デイリリーを育ててきた園芸一途の男だったのにインターネットに仕事を奪われてしまったのだ。ケータイ絡みのシーンはほのぼのさせられるし、麻薬カルテルの人たちもなぜだか親近感を覚えてしまう前半部分。
一回運んだだけで新車も買えるし、差押えられた家をも買戻し、退役軍人会の建物だって直してしまうくらいなのだ。老人だということで、警察やDEAの捜査網からも逃れることが出来てしまい、ついつい止められなくなり、メキシコまで飛んで麻薬王ラトン(アンディ・ガルシア)からも可愛がられる始末だ。
好きなシーンはそこでフリオに対して「こんな仕事辞めなさい」と親心で諭そうとするところ。自分も家族を顧みなかったことから、反省し始めてたから出た言葉なんだろうけど、「孤独な俺を拾ってくれたファミリーなんだぜ」と切り返される。血のつながった家族と麻薬組織のファミリーの対比も面白い。
家族というキーワード以外にもいろいろと工夫が見られるものの、それがちょっと空振り気味だったのが残念。タコス野郎とかニグロとかの人種差別だったり、バイク姉ちゃんたちだったり、どちらも中途半端だったのだ。また、DEA捜査官たちもブラッドリー・クーパーやローレンス・フィッシュバーンといった有名俳優を使う中、マイケル・ペーニャがいまいちはじけてなかったのも残念。
★★★★
一回運んだだけで新車も買えるし、差押えられた家をも買戻し、退役軍人会の建物だって直してしまうくらいなのだ。老人だということで、警察やDEAの捜査網からも逃れることが出来てしまい、ついつい止められなくなり、メキシコまで飛んで麻薬王ラトン(アンディ・ガルシア)からも可愛がられる始末だ。
好きなシーンはそこでフリオに対して「こんな仕事辞めなさい」と親心で諭そうとするところ。自分も家族を顧みなかったことから、反省し始めてたから出た言葉なんだろうけど、「孤独な俺を拾ってくれたファミリーなんだぜ」と切り返される。血のつながった家族と麻薬組織のファミリーの対比も面白い。
家族というキーワード以外にもいろいろと工夫が見られるものの、それがちょっと空振り気味だったのが残念。タコス野郎とかニグロとかの人種差別だったり、バイク姉ちゃんたちだったり、どちらも中途半端だったのだ。また、DEA捜査官たちもブラッドリー・クーパーやローレンス・フィッシュバーンといった有名俳優を使う中、マイケル・ペーニャがいまいちはじけてなかったのも残念。
★★★★
イーストウッドはハズレ無し!
ちょっとダメでも★★★以上だと思う。
やっぱり9.11以降、変わったかな…
フリオはいいキャラでしたよね!
足を洗えと言ったのも人の良さを感じたからですよねぇ🎵
なんやかんやで強運を持ってるおじいちゃんでしたね。
でも家族とのエピソードは泣けました。
余韻の残る素敵な作品でした~
フリオは結構振り回されていたのが笑えました。
死を覚悟で妻の元へ行きましたが、結局この爺さんは
生まれながら運を持ってるんだな~と思いました(笑)