飛び出すゾンビ!
とんでもないオバカ・ゾンビ映画を期待していたのに、ロメロ作品の単なる粗悪リメイク作品でした。しかも『ゾンビ』という日本語タイトルを冠しているのにも拘わらず、内容は『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』なのです。
21世紀に入って、走るゾンビが主流になりつつある昨今。ゆったりとしたゾンビの動きには恐怖感が全く感じられなくなってるのも原因なのでしょうか。登場人物もゾンビと戦うというよりは戯れてるといった雰囲気で、金のかかった自主制作映画を楽しんでいるような・・・。それはそれでいいのですが、主人公のバーバラはケータイも使ってるし、襲われる一家もゾンビ映画をのんびり鑑賞しているという、あくまでも現代の設定。得体の知れない恐怖感を醸し出す古典作品とはかけ離れていることも失敗なのでしょう。
脚本においてものんびり感は否めず。ゾンビに襲われつつあるのに、「カレンにも知らせたほうがいいかな?」「だめよ、怖がらせるだけよ」などと悠長な会話をしているなど、危機管理がなっていないのです。一家は違法にマリファナを栽培していたこともあって、警察にも知らせたくないらしく、見ていてもイライラさせられる・・・。早く死んでください!と文句をつけたくなってくること間違いなし。
そんなひどい内容のなかにも面白い点はありました。シド・ヘイグが演ずるマッドサイエンティストのような葬儀屋の息子。なんだかよくわかりませんでしたけど、『ゾンビーノ』のようにゾンビを飼ってるんです。「ふふふ。あんたにも死んでもらって、ゾンビとして世話してやるよ」と狂気をむき出しにするのですが、ゾンビマニアなのか腐った皮膚フェチなのか意味不明です!でも、ひょっとすると介護問題を真摯に取り上げた映画だったのかもしれませんけどね・・・
さて、目玉である3Dはどうだったのでしょうか。青と赤のセロファンの立体メガネをかけて、色褪せた映像をとことん見せられたわけですが、立体感はあるものの飛び出るのはタバコの煙だったり握った拳銃だったり、とにかく怖いモノが飛び出てきません。ゾンビが飛び出すのはラストカットのみ。銃弾がスローモーションで飛び出すシーンもあった割に、ショック死する人が出るとまずいので斜めに飛び出しちゃいます。また、B級ホラーらしくセックスしているカップルもいるので、もしややばいモノが飛び出してくるんじゃないかとビクビクさせられもしました。
★★・・・
とんでもないオバカ・ゾンビ映画を期待していたのに、ロメロ作品の単なる粗悪リメイク作品でした。しかも『ゾンビ』という日本語タイトルを冠しているのにも拘わらず、内容は『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』なのです。
21世紀に入って、走るゾンビが主流になりつつある昨今。ゆったりとしたゾンビの動きには恐怖感が全く感じられなくなってるのも原因なのでしょうか。登場人物もゾンビと戦うというよりは戯れてるといった雰囲気で、金のかかった自主制作映画を楽しんでいるような・・・。それはそれでいいのですが、主人公のバーバラはケータイも使ってるし、襲われる一家もゾンビ映画をのんびり鑑賞しているという、あくまでも現代の設定。得体の知れない恐怖感を醸し出す古典作品とはかけ離れていることも失敗なのでしょう。
脚本においてものんびり感は否めず。ゾンビに襲われつつあるのに、「カレンにも知らせたほうがいいかな?」「だめよ、怖がらせるだけよ」などと悠長な会話をしているなど、危機管理がなっていないのです。一家は違法にマリファナを栽培していたこともあって、警察にも知らせたくないらしく、見ていてもイライラさせられる・・・。早く死んでください!と文句をつけたくなってくること間違いなし。
そんなひどい内容のなかにも面白い点はありました。シド・ヘイグが演ずるマッドサイエンティストのような葬儀屋の息子。なんだかよくわかりませんでしたけど、『ゾンビーノ』のようにゾンビを飼ってるんです。「ふふふ。あんたにも死んでもらって、ゾンビとして世話してやるよ」と狂気をむき出しにするのですが、ゾンビマニアなのか腐った皮膚フェチなのか意味不明です!でも、ひょっとすると介護問題を真摯に取り上げた映画だったのかもしれませんけどね・・・
さて、目玉である3Dはどうだったのでしょうか。青と赤のセロファンの立体メガネをかけて、色褪せた映像をとことん見せられたわけですが、立体感はあるものの飛び出るのはタバコの煙だったり握った拳銃だったり、とにかく怖いモノが飛び出てきません。ゾンビが飛び出すのはラストカットのみ。銃弾がスローモーションで飛び出すシーンもあった割に、ショック死する人が出るとまずいので斜めに飛び出しちゃいます。また、B級ホラーらしくセックスしているカップルもいるので、もしややばいモノが飛び出してくるんじゃないかとビクビクさせられもしました。
★★・・・
それは考えてしまったらビクビクしてしまいそうで怖いですね。
脱いだブラとかファサっと出てきたら素敵だったのにナ~って思いますw
そんで、画像が一瞬見えなくなるの。肝心なとことかw
昔の3D映画といえば、観客席から手を伸ばして画面のものを取ろうともがいている光景が印象的でした。
メガネをはずすとマヌケな光景に気がつくんですよね(笑)
ブラが飛んできたら、男たちは奪い合いになるのでしょうか・・・そんな光景も見てみたいような気がします。
公開初日なのに観客4人で、観に来た人も自分達だけかと思い、「貸切じゃないんだー」と漏らしてました。
立体も最初は「おぉ!」となりましたが、色褪せた画面が落ち着かず目が凄く疲れて。。
恐らく低予算なんでしょうが、演出や展開がトロくてなかなか気分が盛り上がれません。
唯一の救いは主演女優が結構美人さんかつゾンビ映画のバイブルをリメイク?した姿勢でしょうか。
あとは、本作品を上映すると踏み切った全国のイオンシネマの思い切りの良さも救いです。
3D期待してたのにぜんぜん飛び出して来ないのにはびっくりですよ~
3Dっていうからには出てくる面白さがないとね!
このリメイクのふざけ方キライじゃないだけにザンネンという感じですー
俺の鑑賞した回は3人~~♪
しかもあとの二人が別の映画館のスタッフだったりしたのが驚きでした。
俺も目が疲れました・・・あの程度の立体感しか出せないのだったら意味ないじゃん・・・などとメガネをはずしてみると赤と青のぼやけた輪郭のため、もっとつまらない映像だし・・・
名作をリメイクするのはどんな作品であろうとも勇気の要ることですが、その目玉である3Dがあれじゃ悲しくなってきました。演出がもっともダメダメだったんですけどね・・・
>mig様
ゾンビが飛び出してくるのは最後の最後だけですもんね。今から驚かせてどうしようってんだ~~~
楽しめたのがシド・ヘイグだけだったなんて、ほんとに残念なリメイク作品でした・・・