乙一がいくら和製スティーヴン・キングと称されているからといって、冒頭から「スタンド・バイ・ミー」をかけるとは・・・
冗談なのか、本当に和製スティーヴン・キングとして祭り上げたいのか理解しにくいところでしたが、最終的には男の友情を感じる作品になっていました。男2人と女1人が中心になってることや、栗山千明が最初からずっとマスクをしているので、また薬剤師の役?と、最初は違う映画まで思い出してしまい、そのマスクの下が気になりつつ物語は進んでいきます。
ある日荒んだ町にやってきたアサト(小池徹平)はタケオ(玉木宏)の目の前で超能力(=テレコキネシス)を使ってしまいます。それに興味を持ったタケオは不良に絡まれているアサトを助けた際、人の傷を自分に移す能力まで持ってることがわかる。物を動かすことが出来るんだから傷くらいお茶の子さいさいです。だけど、アサトは能力を悪いことに使おうとはしない・・・喧嘩に明け暮れているタケオだったが、なぜかピュアなアサトに惹かれていくのです。
タケオも傷害で捕まったこともあったのですが、なんとアサトも母親を刺した罪により保護観察中。そして顔に傷を負ったシホとの関係が絶妙なタッチで描かれる。単純なプロットのようでもあり、親子の確執、そして復讐の連鎖など、考えさせられることが多いのです。また、顔の傷を治すことも簡単なのに、その治療がもたらす結果とか。全ては3人の友情に絡んでくる。なにしろ3人とも「初めて友だちができた」のですから・・・なかなか考え付かないです。
クライマックスの交通事故のシーンはさすがに胸が熱くなってきて、火災が起こった瞬間にこちらまで息苦しくなってくるほど。なんだか『パッション』を思い起こすほどの痛々しさだったのです。そして、斉藤由紀の一言がきつい!グサっときました。なんだかアサトの心の傷が観客席まで移ってしまうような・・・ちくしょー、超能力使いやがったな・・・てな感じでした。最後はちょっと好きじゃなかった。もっとキングキングしてほしかったです。
★★★★・
冗談なのか、本当に和製スティーヴン・キングとして祭り上げたいのか理解しにくいところでしたが、最終的には男の友情を感じる作品になっていました。男2人と女1人が中心になってることや、栗山千明が最初からずっとマスクをしているので、また薬剤師の役?と、最初は違う映画まで思い出してしまい、そのマスクの下が気になりつつ物語は進んでいきます。
ある日荒んだ町にやってきたアサト(小池徹平)はタケオ(玉木宏)の目の前で超能力(=テレコキネシス)を使ってしまいます。それに興味を持ったタケオは不良に絡まれているアサトを助けた際、人の傷を自分に移す能力まで持ってることがわかる。物を動かすことが出来るんだから傷くらいお茶の子さいさいです。だけど、アサトは能力を悪いことに使おうとはしない・・・喧嘩に明け暮れているタケオだったが、なぜかピュアなアサトに惹かれていくのです。
タケオも傷害で捕まったこともあったのですが、なんとアサトも母親を刺した罪により保護観察中。そして顔に傷を負ったシホとの関係が絶妙なタッチで描かれる。単純なプロットのようでもあり、親子の確執、そして復讐の連鎖など、考えさせられることが多いのです。また、顔の傷を治すことも簡単なのに、その治療がもたらす結果とか。全ては3人の友情に絡んでくる。なにしろ3人とも「初めて友だちができた」のですから・・・なかなか考え付かないです。
クライマックスの交通事故のシーンはさすがに胸が熱くなってきて、火災が起こった瞬間にこちらまで息苦しくなってくるほど。なんだか『パッション』を思い起こすほどの痛々しさだったのです。そして、斉藤由紀の一言がきつい!グサっときました。なんだかアサトの心の傷が観客席まで移ってしまうような・・・ちくしょー、超能力使いやがったな・・・てな感じでした。最後はちょっと好きじゃなかった。もっとキングキングしてほしかったです。
★★★★・
初めての友だち・・ってのがせつないですね~。
いくつになっても子供は親に愛されたい
ものなんでしょうかね・・。痛々しいです。
いろいろあったんでしょうが
やっぱあの母には同情したくはありません
本当にこの作品内容が興味深くて鑑賞しようと思っていた作品だったんですよね。
乙一原作という事でファンタジー作品で傷を移す能力・・・実に興味深い作品だと思いましたが、ある事情でこの作品鑑賞を断念することになりました。
いい作品という評価を見ると断念せざる得なかったのが悔しいものです。
いやはや、あの言葉にはショックを受けちゃいました。初めての友達というセリフが全てを語っているような気さえしちゃいました。
児童虐待なんかも取り上げてるのかな~と思ってたけど、それよりも親への愛情のほうが強く描かれてましたもんね。
他から見たら許せないような親であっても、子からすれば・・・なんてところも。
>PGM21様
ありゃ、まだ公開されたばっかりですよ?まぁ、事情があるならしょうがないっか・・・
この乙一作品の映画化なんですが、これまで俺は全て4点評価しているのかもしれない・・・原作も読んでみよっかな・・・
乙一氏の作品という事で楽しみにしていました。
ファンタジーですからやや無理な場面は仕方ないのですが、女の子が「初めての友達ができた。」と言いながら傷がなくなった途端に町を出たのは、ちょっと早急すぎ?と思いました。
全体的には、良かったのではないでしょうか。
斉藤由紀の最近の演技は怖い(笑)。
なぜだか乙一作品にはひかれてしまいますよね。つい書店にて次の映画化予定作品を買ってしまいました。
あり得ない設定ではあるけど、現実社会とつい比較してしまう・・・そんな魅力があるような気がしてます。
人の傷を理解してるから人間としても成長する。やっぱり言ってることはいいんですね~
アサトの顔をみるのが辛くなったから
街を出たと思いたいですね。
自分の顔にあるときは足かせや悲しい記憶でも
それが人に移れば今度は罪の意識にさいなまれる。
傷があっても私は私だと、
たくましくなると言った矢先のこと、
それは取ってはいけないものだったと思います。
にしても、栗山千明の変わりようはびっくり。
いや、今まで過激な役ばっかだったから。
宮崎あおいちゃんや上野樹里ちゃんに振り回されて
どっちかいうとヘタレだった玉木宏も
さすがに徹平ちゃんと並べばちとワイルド。
(ハハハ)
イメチェン成功?
「死にぞこないの青」が初夏公開予定、
で、「GOTH」が編集途中で中断してるって話が
ネットで出てた。
・・・kossyさん、乙一は読みやすいですか?
(本屋の店員が聞くなって・・・笑)
いや~~買っちまっただよ、「死にぞこないの青」。
まだ眠ったままなんですけどね・・・
これから読むんですけど、普段はブックレビューは載せない方針なんで・・・どうしよう・・・とりあえず谷村美月ちゃんに期待です♪
アサトの見るのが辛いから町を出た・・・か。
なかなかいいことを言いますね~
男から見たら、やっぱり好きな女の子の傷は取ってあげたいものだし、どうも俺はアサトの立場で見てしまったようです。
栗山千明はいつも死ぬ役ばかりだったけど、最近はそうでもないのかな?普通の女の子に戻れてよかったよかった。
言われて気づきました・・・玉木宏。そういやヘタレばかりだったなぁ・・・
冒頭の「スタンド・バイ・ミー」には少々引いてしまいましたが、
考えてみると なかなか深いテーマだったんですね。
映画タイトルの『KIDS』 というより、
原作の方の『傷=KIZ』 の方がしっくりくるような。
カラダの傷、ココロの傷、癒えないまま大人に・・・
W主演のお二人は好演してましたね。
のだめ:千秋様と、医龍:伊集院君のイメージ払拭!
あっ、アサトは塩を取る位であの力を使っちゃいかんです。
和製スティーヴン・キングという言葉を聞いてしまうと、どうしても苦笑してしまいますよね(笑)
乙一作品がよく映画化されるのは、彼自身の傷が大きな影響を与えているんじゃないかと、なんだか興味もわいてくるんですけど、その生々しさが映画にも生かされていますよね。
俺が能力を持ったとしたら・・・もっとくだらないことに使ってしまいそうです(汗)