ネタバレ映画館

映画ドットコムに記事を移行してます!

名探偵コナン 紺青の拳

2019-04-23 02:03:25 | 映画2019
 オフィシャルサイトのスペシャルゲストの項目を開くと、レオン・ローとレイチェルが出てきました。いやはや、スペシャルと言えばやっぱり林修先生でしょ。でもテレビに出すぎだからスペシャルでもないのかな・・・

 そんな劇場版コナンの23作目。初めての女性監督である永岡智佳という方が手がけているのですが、ほとんどシンガポールが舞台となるコナン初の海外ロケ(?)作品。パスポートを持たないコナンを強引に連れて行き、アーサー・ヒライと名乗らせる。この「名探偵ヒライ」に興味を持ったために久々の劇場鑑賞となりました。

 怪盗キッドとヒライ少年とのコンビは楽しかったのですが、犯人側の人間関係がちょっと複雑な因縁が絡んでくるため、心理面の感情線には納得いかないものがありました。ブルーサファイア「紺青の拳」の存在も金持ちの道楽としか思えないほどの軽い扱いだったし、それに翻弄されたキッドも可哀そうに思えてきた。さらに道連れになったコナンくんも・・・。しかも、最初からわかってた!とか語る、あのシーンにも違和感があった。声は同じなんだし・・・。さらに少年探偵団の扱いが数秒しかなかったことも残念。好きなのに。

 そんな中唯一すごいセンスだなぁと感じたのは音楽の使い方。最近ではハリウッドの『ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ』の予告編でも使われているドビュッシーの「月の光」だ。ゴジラのほうは地球が壊滅する予感すらするカタストロフィで、人類みんな一緒に終わろうよといった感じの諦め感を美しい旋律に乗せていることに驚いたけど、今回のコナンもそんな使われ方をしている。あぁ、美しいビルも崩れるんだなと想像させるところがいい。


★★

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« クイーンデー | トップ | ハロウィン »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画2019」カテゴリの最新記事