第6回 ビネガーホール ミッドナイトシアターは、「シャドウメーカーズ」の上映。
寒い中、17名の参加でした。
上映の前の、映画についての解説の様子です。
日本に落とされた2発の原爆を作った科学者たちの行動を描いた映画でした。軍と科学者たちの葛藤をそれぞれの立場から描いています。
上映の後は、気楽に意見交換。ビネガーホールは、堅苦しくなく、ほっとできる場所です。
今日は、中島さんがたくさん美味しいものを持ってきてくれました。
次から次へ、いろんなものが出てきます。
食べるのに夢中で、写真を撮るのも忘れていました。ほとんどお皿の中はからですね
チキンの燻製、テールスープ、牡蠣のくんせい・・・珍味ばかり!!
12時過ぎまで、語り合ってしまいました。この時間が、とてもいいんです。
ビネガーシアターは、月一回の、仲間の交流の場にもなっています。
2月からの予定です。みなさま、気楽にお越しください。
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ビネガーホール ミッドナイトシアター【第三期】(2014年)
2月28日 (金)午後7時30分より 「プルトニウム元年・隠される被ばくヒロシマは」
「サンデープロジェクト「劣化ウラン弾特集」」
3月28日 (金)午後7時30分より 「チェルノブイリ小児病棟—5年目の報告—」
「終わりなき人体汚染-チェルノブイリ事故から10年-」
4月18日 (金)午後7時30分より 「ミツバチの羽音と地球の回転」
●NNNドキュメント93「プルトニウム元年・隠される被ばくヒロシマは」(ヒロシマテレビ、1993年8月6日放映・50分)
サンデープロジェクト「劣化ウラン弾特集」(テレビ朝日、2001年8月19日放映・27分)
「凧道楽子」(藤田祐幸)が関わりを持った二つのテレビ番組を紹介する。ヒロシマテレビは8月6日には核に関わる高質のドキュメントを作成してきた。正月にあかつき丸がフランスからプルトニウムを東海村に輸送した93年は、まさに日本が大きくプルトニウム利用に舵を切った年であった。この年、広島テレビのディレクター岡原武は原発の被曝労働を主題にした番組を製作した。放映の翌日中国電力はテレビ局にスポンサー契約の解除を突きつけ担当ディレクターの解雇を求めた。テレビ局は圧力に屈し、岡原を報道部から営業部に回した。戦後日本の報道の自由の汚点となった作品である。
ブッシュ政権下のアメリカがボスニアとコソボへ、さらにイラクへと戦火を拡大していた時代、日本電波ニュース社の島直紀ディレクターは劣化ウラン弾の疑惑を追って取材を続けていた。藤田はその取材に同行し、戦時下の現地での放射線調査を行った。その結果がテレビ朝日で放映された。
●「チェルノブイリ小児病棟—5年目の報告—」(NHKスペシャル、1991年8月4日放映作品・59分)
「終わりなき人体汚染-チェルノブイリ事故から10年-」(NHKスペシャル、1996年4月26日放映作品・49分)
NHKはチェルノブイリ原発事故のあと節目となる、5年後、10年後、20年後に、勝れたドキュメント作品を製作してきた。今回は5年後と10年後の現地取材に基づく健康被害についての報告を上映する。福島原発事故後の日本で、これから起こることはすでに示されていた。NHKはチェルノブイリに注いだ情熱を維持し、福島で起こることを記録し世界に発信してもらいたい。
●「ミツバチの羽音と地球の回転」鎌仲ひとみ監督作品(2010年・135分)
スウェーデンは脱原発を国民投票で決め、2020年までに石油にも依存しない社会づくりをめざしている。実はエネルギーをシフトする背景には民主主義や情報の透明性、そして人権意識の高さがあることが見えてきた。スウェーデンはCO2を削減しながらゆるやかながらも経済成長を続け、質の高い福祉を実現している。日本とスウェーデンの違いはいったいどこにあるのだろう?
目下、山口県上関町で新たな原子力発電所の建設計画が進められている。この原発は瀬戸内海の入り口にある美しい湾を埋め立てて建設される事になっている。この原発予定地の真向かいに位置する祝島の人々は建設に26年間、反対してきた。しかし、島民の思いとはうらはらに計画は進んでいる。埋め立て予定地、田ノ浦は海底から淡水が湧く多様な生物の楽園であり、祝島の漁師にとっても最高の漁場だ。祝島の人々の暮らしが持続可能でなければ、私たち自身もまた、持続可能ではありえない。