蝉がよくないていました。病室の外の蝉の声を聞きながら、「うるさいくらいだねー」と小さな声で呟いた父が、いかにも父らしくて、なんだか嬉しかった。
父のことを思って、渡辺美佳さんが長崎新聞に投稿してくださいました。
ここにご紹介させてください。
あれから本当に沢山の事が起きました。いいことも、悪いことも・・・。
あの日が、もう何年も前のような気がしたり、
また、父が講演か何かに行っていて、今にも茶色のいつものバックを持って帰ってきそうな、そんな気さえもするのです。
とにかく、これまで、沢山の方に助けていただいて、何とか今日までやってくることができました。ありがとうございました。
父の母は、98歳。高齢で体調も思わしくないこともあり、三回忌は家族のみで行いました。
大阪、京都、長崎、雪浦と離れて暮らす家族が、三回忌の縁をいただき、こうして集うことができました。すべてに感謝しています。
(ここにいてくれればいいのにな・・・、とそっと思いながら)
どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。