アケビが明美と叫んでる。

アケビがもう口をあけようとしてる。
スッカリ大人になり
食べ頃の時期に。

アケビの前に立つ
アケビが突然　明美と叫んだ。

あたいおぼえてる。
３０年前　あたい抱いたでしょう。

あたいはよくおぼえてんだ。
あんた忘れたでしょう。

あの頃は　あたいも美味しかったんだ。
つやがありハリもあった若かった。

明美を忘れないでね。
あの青春時代を
死ぬまで忘れないでね。。。。