鳰鳥の
潜く池水
心あらば
君に我が恋ふる
心示さね
におとりの
かづくいけみず
こころあらば
きみにわがこいふる
こころしめさね
大伴坂上郎女[万葉集]巻第四·七ニ五
子を背負う
鳰の姿よ
我が背中に
縋る我が子よ
古へになりて
季鳥
こをせおう
にほのすがたよ
わがせなに
すがるわがこよ
いにしへになりて
蝶が舞ふ
天高く雲雀鳴き
スキップするよに
心弾んで
歌うたってる