香竹日記

書道の奥深さを楽しんでいます

富士山と雲 秋10月

2024-10-07 20:33:51 | 富士山
2024年(令和6年)10月日(月)の夕方

こんな雲が私は好きです
  

手前の雲は手でつかめるくらい近くに有りました。
夕焼けを待っていたのに
今日はこのまま暗くなっちゃった☆🌙
※ 写真提供はKさん




我が家は街の中なので、電柱有り・お隣さん有り・・・
それでも
雲はこんな感じ ☟



まごまごしていたら あらら崩れてしまっている


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「万巻の書を読み、万里の道を行く」

2024-10-06 21:51:21 | 国内旅行
最近はめっきり涼しくなってきて、
私のアホな頭でも何か考えを整理したくなったりする。
秋ですねぇ~🎻🌰🍇🎵


さてさて、新潟から帰って来て又、読み進めていくとワクワクしてきて
内容の全てが大変理解しやすく、自分の人生にも取り入れたく座右に置いておきたい気分になってしまう一冊になりました。





というわけですので、以下にほんの一部だけを紹介させて頂きます。



董其昌の「万巻の書を読み、万里の道を行く」の語を信条とする鉄斎は、
その語の通り24歳の越前の旅を皮切りに72歳の紀州の旅まで全国各地を巡遊していました。
鉄斎の旅は、画家によくあるスケッチ旅行とは異なり、古事記・日本書紀・万葉集をはじめ我が国の古典の旧跡を訪ね、真形を描き、歴史・地理・偉人・賢人・孝子の自績探索を目的とするものでありました。


鉄斎は生涯「ワシの画を見るなら、先ず賛を読んでくれ」「いわれのないものは描かぬ」と言い続け、画題や画賛に意を注いでいました。


彼の「画賛」は、山水・神仙蓬莱・人物・鳥獣・花卉等、多岐に亘り、しかも自詠の漢詩・和歌はもとより、文学・哲学・宗教・芸術・地理・天文・風俗に至るまで、
和漢・古今を問わず広く典籍に根拠を求め、広汎な内容を有しておるのです。




次に、會津八一は書作品の制作に際して、構想に時間を費し、熟慮を重ねた結果として漸く筆を執る推敲主義に徹した制作者でありました。

會津八一は何を書くかという書の題材について、

芸術として書くからには、字さえ上手に書けば文句は何でもいい言うというわけには行かない。
その中に盛ってある思想も感情も、まず自分のものでなければいけない、
自分のものではないにしても、自分でほんとうに感動したものでなければならない。(中央公論)
とのべています。



ー内容はぜひ手に取ってご覧くださいー



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新潟に着いて夜の居酒屋まで、感動の嵐!

2024-10-04 21:25:37 | 国内旅行
さて、会津八一記念館は新潟日報メディアショップ5階にあります。

ここのビルの展望階ではガラス越しですが 海が、はい日本海が見えました。
 



新潟市は栄えておりますね、なかなかどうして大きな街でした。


早速、11時から野中吟雪先生の「鉄斎・八一の作品解説会」を聞いて、ここのところ守りに入っていた細胞群が目を覚ました?

息を吹き返したらしく、静かに自分を見守りながら、、、
野中先生の作品解説に集中していきました。


先生は先ずは、鉄斎・八一に深い愛情をお持ちでいらして、
その作品一点一点に対して丁寧に熱っぽく説明してくださり、
時のたつのが惜しい感じがいたしました。


それから丹羽先生がホテルでの昼食を案内してくださり🍽


午後は、横田恭三先生による文芸講演会「八一がみた中国古代金石」を聞いて、こちらも資料がありまして、定員120名の受講生とともに熱心に学ばせて頂きました。

流石でしたのは、講義の最後に受講生が質問をする場がありましたがこの時の皆さんの質問が高度で細部にわたっていて、
私としては久しぶりに勉強になった感じがいたしました。。。



※ ここで超感動!
今年第9回光晨書展で出品する拓本『 三老諱字忌日記 』
今回の横田先生の講演の参考資料「 會津八一中国へのまなざし」に堂々と載っていました。
この『 三老諱字忌日記 』という拓本はあまり一般的ではないのかな、と思っていたのは私だけでした。
改めまして、この拓本資料を展示できることに自信がつきました。
良かったです。。。



その後、再度 鉄斎・八一の作品 をゆっくり見て、、、


※ やっぱりありました 「與奥田勝書」 文面は奥田さんの芸術講義や骨董趣味を厳しく戒め、自身の制作に専念せよ という主旨の叱咤激励で、奥田さんを想う愛情に溢れたものです。
こちらは単なる書簡ではなく作品としての体を成しているものでして、いつ見ても正に琴線に触れる素晴らしい作品でありました。。。



後は上越新幹線で宿泊先の長岡市に移動🚅(車窓からは夕焼けが)




長岡では新潟の書縁會仲間と居酒屋で、それはそれは日本海の美味しい肴に地酒 🍶

でもね、一番のお気に入りは『栃尾の油揚げ』
新潟県長岡市の名産品、各お店によって揚げ方とか特徴があるのだそうで何回も「あぶらげ」 と言って注文しちゃいました。

では二番めのお気に入りは?
海のお刺身系は言うまでもなく、締めに戴いた牡蠣がいっぱい入った炊き込みご飯も美味しかった~♡


楽しい会話に時間がたつのも忘れたい夜が更けていきました。。。


※ おまけ・・・二日後に寺泊から大好物のイカと甘えびがぎっしり入ったお土産が冷凍便で我が家に届きました🚚
わぁーい!! 〇〇先生からの贈り物ですWW🎀

丹羽先生・横山さん・和田さん皆さん大変お世話になりました 感謝です_(._.)_


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『鐵齋・八一の文人世界』 新潟に行って来ました🚅

2024-09-13 21:13:36 | 国内旅行
2024年9月8日(日)~9日(月) 新潟市に行って来ました🚅

富岡鐵齋(1837~1924)と
會津八一(1881~1956)  のお二人ともに学芸に身を投じ、それぞれが
独自の世界を切り開き、凄まじ いまでの人生を送っております。



大正13年の大晦日、近代日本画の巨匠富岡鐵齋がその生涯を閉じて今年は丁度百年になる。


會津八一記念館でもこれを記念し
「富岡鐵齋没後百年記念 鐵齋・八一の文人記念展」が開催されました。



ここの館長さんが野中吟雪先生でしたので、安藤先生の個展にもお出で下さった関係で、勝手に親しさも感じて思い切って
館長の野中吟雪先生の 「鐵齋・八一の作品解説会」 を聞くためと

跡見学園女子大学文学部教授 横田恭三先生の文芸講演会
「八一がみた中国古代金石」を聞くために


急遽新潟市に出かけることにしたのです。



早速、書縁會の新潟県にお住いの仲間に連絡していろいろ助けてもらうことにし、バタバタと準備にとりかかりました。
何でもない日常だけでも相当多忙な私、さてどうなりますかね。




9月8日(日)朝6時01分富士急行線月江寺駅発
(自宅からゆっくり歩いて15分で駅に到着)
勿論、無人でした → 乗車券は電車に乗ってから車掌さんが巡回して来てくれますのでそこで購入します。






なんとまぁ 日本晴れです!
駅のホームから富士山をみてー🗻




途中、大月駅~高尾駅~乗り換え無しで~東京駅に8時32分到着
東京駅にてちょこっとブラブラと気分転換して



朝ご飯買ってみました→ 古市庵のお寿司はこちらです







9時12分発 JR上越新幹線 とき311号
 




東京駅始発なので自由席でも充分ゆとりがあり、
快適なうちに10時41分新潟駅到着🚅 
※東京🚅新潟間は1時間29分でした。案外近いんですね。



新潟駅ホームで丹羽先生が手を振ってくれていました。
あぁ~ひと安心です。。


さて、ここ新潟で触れた文人たちとは、、、

記念に発行された
「富岡鉄斎没後100年記念
鉄斎・八一の文人世界」

という本に丁寧に隅から隅まで全て心を込めて記されております。
會津八一記念館に問い合わせて是非お手元で読まれることをお勧めいたします。



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吉田の火祭り2024

2024-09-05 20:48:43 | 香竹自詠漢詩
2024年8月26日の夜

日本三奇祭の一つで450年以上の歴史を持つ『吉田の火祭り』があります。

それまで雨が降っていて、今夜の火祭りはどうなりますかー
大丈夫でしょうか?
と心配しておりましたが

流石は『神事』ちょうど火を付けるころ雨は上がりました。

高さ3メートルの筍形に結い上げられた大松明100本以上が点火されます。

長さ2キロメートルにわたる道が松明の灯りに照らされ、
火の海となる幻想的な光景は、
思わず息をのむほどの美しさです。

松明は煌々と燃え続け、道の両側には屋台店が立ち並び
今年は外国の方々も増えて、行く夏を惜しみながら夜遅くまで盛り上がるのです。


そして、道路沿いのお宅では各家々が自分で組んだ松明を燃やして
お祭りに参加します。
この日の為に薪やらを準備して其々の表情をした松明を組み上げるのです。
富士吉田は富士山北麓の街故に道路が坂になっていて、
薪を組み上げるのに、
取り敢えず地面を水平に保つ工夫をしたり、
それなりに苦心がありますが、
それが又楽しいひと時なのです (⋈◍>◡<◍)。✧♡
  


ではKさん家の手作り松明を




久しぶりに自詠漢詩を一首

富士山火祭
雨霽良宵風又収
松明火激照高楼
六根清浄萬人願
仰拝富峰天上浮


富士山火祭り
雨霽れて良宵 風又収り
松明 火激しく 高楼を照らす
六根清浄は 萬人の願い
仰ぎ拝す富峰 天上に浮ぶ

※六根清浄 六根つまり人間の知覚である
      目・耳・鼻・舌・身・意(心)
      のことで視覚・聴覚・嗅覚
      味覚・触覚の五感に心を加え、
      穢れにふれた時に神徳を
      以って清浄に保って、
      救いを求めようとする
      祈願詞であり、
      富士登山をするときには
     「六根清浄」と唱えながら登ります。



松明 火激しく 高楼を照らす・・・
街の様子




お祭りはいつもこころ踊るのです♡
が、翌日は「ススキ祭り」

さぁいよいよ秋の足音が近づいてきました、

富士山も淋しいけれど お山じまい となります。
暑い暑いと言っているうちに、涼しくなって・・・・・・

弦楽器のメロディが恋しくなったりして🎵
  


    ー 吉田の火祭り 完 ー
       
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