今年8月協会会議での折、この私に夢の様なことが起きました。
笑顔の中川先生が私の方に向かって歩いて来て、さり気なく首に掛けてくださいましたが・・・
えぇっーもしかして!これは先生が香港の骨董屋で買い占めたというあれではないですかー!
チベット印章 その印影
遡ること5月のことですが、協会の前会長高際先生の遺作展が栃木県総合文化センターで開催されました。
初めて栃木を訪問させていただき
そこで生前の柔和な面影を追いながら遺作に触れ、来てみなければ分からないその臨場感に満たされ、関係者の皆さんにはすっかりお世話になりましたが・・・
その時中川先生にお会いし、偶々先生のお知り合いの篆刻家小田玉瑛先生の個展(鳩居堂にてちょうどその時期に開催されたばかり)の話題になりました。
そして、NHK美の壺で小田先生の特集を放映された事を伺い、興味深く感じていましたら、その後いみじくも我が教室の生徒と私は再放送を見ることが叶いました。
『メソポタミアから日本への印章の道について』小田玉瑛先生の文献によりますと紀元前3300年頃メソポタミアのシュメール文明では既に印章は普及していた・・・と。
シュメール文明の後 古代バビロニア王国が誕生し、ハンムラビ法典で有名なハンムラビ王の時代が最盛期となる訳ですね。
そして日本では紀元一世紀の57年『漢委奴国王』金印が中国から伝来したのが始まりとされているのです。。。後略
そしてそして、その栃木県の会場で中川先生がおもむろに作務衣のポケットからゴロゴロっと取り出された凄いお宝がこれです
無造作に置かれたチベット印章
キャー(≧∇≦)
この時の私は『 こんなのひとつ欲しいな』と思っていましたので、きっとその心の声を先生が聞き届けてくださったのですね。
真にありがとうございました。 感謝いたします♡
ふって沸いた様な幸運な印を調べてみましたら
纏型鈕幾何学文印 チベット印章 鉄 15・16世紀
に似ています 大切にさせて頂きます。