次の世代のために 今できることを

議員一人ひとりの力を「議会の力」へ

議長就任後、初の議会となる9月定例会が昨日閉会しました。



そして、議員一人ひとりの力を「議会の力」として議会の機能向上に繋げていくための仕組みづくりも同時にスタートさせました。
まずは3つの取組みをスタートさせます。

1.議会報告会・議員間討議から政策提案までの流れの整理
 これまでも議会として議会報告会を行ってきましたが、そこで市民の皆さんから頂いたご意見を議会としてどう取り扱うのかが曖昧になっていました。
今回、議会報告会から出たご意見を議員間討議も行いながら政策に反映させていく流れを改めて提案し、全議員の理解を得て取組みを進めていくことが決まりました。


2.議員提案での「中山間地域振興条例」の制定への挑戦
 今議会で「中山間地域振興特別委員会」「萩石見空港対策特別委員会」の2つの特別委員会を設置しました。
 益田市議会ではこれまで3つの特別委員会を設置していましたが、人数も少なく十分な議論にならないと感じる場面もありました。
 今回は委員会の数を1つ減らすことを提案し、更に、課題も多く、議論が広がり過ぎることが予想される中山間地域振興特別委員会については、
設置の目的に『「中山間地域振興条例」を議員提案で制定する』ことを明確にしました。
 合併後、中山間地が更に広がった益田市ですが、中山間地域のあり方をはっきりと謳った計画や条例はありません。
 特別委員会で議員提案条例を策定していくという流れは初めての挑戦となりますが、委員となった議員一人ひとりの力を結集して取り組んでいきます。

3.議会のあり方検討委員会の設置
 私が議員になってすぐに益田市議会基本条例の策定を行財政改革特別委員会で提案し、当時の議員の皆さんと共に議員提案での条例制定に関わりました。
 議会報告会も条例で歌ったことで継続してきた取組みの一つとなりますが、制定当時に思い描いた、市民に身近な議会の実現には至っていないと感じています。
 当時条文に込めた思いをさらに具現化していくための議会基本条例の検証を、議長をトップとして1期目から3期目の議員を中心とした形で、新たな仕組みづくりを協議していく場として議会のあり方検討委員会を今議会で設置しました。
 すぐに結果が伴うものではありませんが、新たな議論の場を通して、現在の益田市議会の課題を明確にして取組みを進めていきます。

10月からは20地区での議会報告会もスタートさせます。

11月には匹見小中学校を対象とした主権者教育支援事業として小中学生による一般質問に議員が答えるという新たな形での取り組みを行います。

少しずつではありますが、議員一人ひとりの力を「議会の力」としていくための挑戦を続けていきます。
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