離島暮らしと黒曜石(オブシディアン)

神津オブシディアンラボ活動誌

ハッピーハロウィン! と、これからやろうと思っていること

2020-10-31 19:23:29 | 黒曜石
皆様お久しぶりです!
前回から大分間が空いてしまいました。気づいたらハロウィンじゃないですかヤダー!!
まったくハロウィンしないのも何なので、とりあえず隠れた趣味であるペーパークラフトでペストマスクっぽい仮面を作ってたりします(写真のはまだ未完成)
黒曜石でこういうの作れたらいいな!!とは思うものの、技術的にまだまだ先は長そうですので、できる範囲でやっていきます。

というわけで、自分への覚書も兼ねて、
今後なにやってこうかな?
というのを箇条書きでまとめてみようかと。
それもお店やネットサイトに商品卸さなきゃ、といった
「切実にやらなければならないこと」
ではなく
「なんかやってみたら面白そうなこと」
を中心にまとめます。
・・・別に、現実逃避しているわけじゃないですよ?違いますよ?(汗

① 勾玉作りの練習
まずはこれ。
正直これは「やらなきゃいけないこと」の分類に近いですが、これができることによって、やれそうな「面白いこと」の幅がかなり広がってくるので、今後やりたいことを増やしたいなら進めていかないとな、と思ってます。
幸い、前回のイベントで様々な方に相談することができ、色々とアドバイスいただけたので、現在これを基に道具の見直しから始めているところです。

② 魔法の杖製作(2本目)
実は、まだ会社を始める前に、完全独学で試行錯誤しながら磨いてた時期がありまして、その時に見つけた(正確には一緒にいた方が見つけた)流木が、これがまたド〇クエに出てきそうな杖の形をしていたものですから、
「これは・・・作るしかない!!!魔法が打てそうな杖を!」
とテンション爆高のまま、勢いで黒曜石を埋め込んだ杖を作ってしまったことがありました。
結果的に、上記の写真のものが出来上がり、当時はある程度達成感もあった(イベントに持っていったら一部の方に超喜ばれましたし)のですが、いま改めて見てみると、木の部分はともかく、石の磨きが超絶拙く見えてしまって、いたたまれない気持ちになるのです。ある意味黒歴史。黒曜石だけに。
なので、今の自分の技術で作ったらもっと良いもの、カッコいいものが作れるのでは?ということで、再度魔法の杖づくりに挑戦しようと思っております。
肝心の流木は、これまたいい感じのものが手に入ってるので、近いうちにお披露目できれば、と思います!

③ 黒曜石で硯を作る
これは、以前に参加したマニアフェスタオンラインがきっかけで知り合った
と色々お話していた中で出てきたものでして。
なんでも、一般的に書道で使われている硯は基本的に堆積岩系の石が原料になっているとのこと(黒曜石は火成岩)なのですが、墨を磨る部分をうまく加工さえすれば硯としては成立するようで、もしうちのスターダストオブシディアンのようなきれいな模様が出る石で硯を作ったら、洗う時にその模様を楽しむことができるのでは?とのことでした。
お、これはなかなか面白そう!!
ということで、神津島の黒曜石でを作ってみようと思ってます!!
イメージとしては
こういう四角いタイプではなく
こんな感じの丸い硯(真ん中の磨る部分はもう少し割合減らすかも)を作ってみようかな、と思ってます。これなら丸い石をスライスすれば形整えるのは楽そうですし。


というわけで、今後もやらなきゃいけないことはちゃんとやりつつ(重要)、こういったオモシロコンテンツを挟んで楽しくやっていければなー、と思ってます。
それぞれの続報に、乞うご期待!

第4回横浜ミネラルマルシェ出展のお知らせ

2020-10-13 16:27:13 | 黒曜石
先日の台風、神津島では大した被害もなく無事に過ぎ去りました。
ありがたいことですが、三宅島等の他の南側の島では記録的な大雨になって土砂崩れが起きたとも聞いていて、かなりニアミスしてたんだなぁと実感しました。
今後も災害にはしっかりと備えていかないと、と改めて気が引き締まりました。

さて、本題ですが

今週末16~18日に横浜高島屋ローズホールにて開催される

第4回横浜ミネラルマルシェ


国産ディーラー

枠で出展いたします!

・・・国産ディーラー、良い響きですよね(恍惚

このイベントは、様々な鉱物、化石、隕石などを取り扱う業者さん達が集い、一般の方向けに販売を行う展示即売会でして、
石を 実際に『見て・触って・学べて・買える』 ところ
という運営方針で開催されているものです。

久しぶりのリアルイベント、かつ初出展のイベントなので少し緊張しますが、
色々な鉱物を扱う業者さんがたくさん参加されていますので、その方々と是非色々お話してみたいのと、色々な石に出会えそうなのでとても楽しみです!

今回は、いつものスターダストオブシディアンの原石磨きに、先日参加したマニアフェスタオンラインでも販売した標本風マグネットの他、ブログでも紹介した新しい採集地、「長根」産の黒曜石を原石のままで販売する予定です!

そういえば、
長根産黒曜石は本邦どころか世界初!販売である。

・・・・こう書くと非常に責任重大な気がしてきました。ちょっと怖い!

ともかく、私自身もなるべく楽しみながらイベントに参加しようと思います。

近場の方、石が好きな方、石に興味がある方
コロナ渦の中イベントなどに行きづらい雰囲気ではありますが、できるだけの対策を講じておりますので、もしよければ可能な範囲で覗いてみてくださいませ!

新しい型 練習中

2020-10-05 21:20:33 | 黒曜石
ようやっと気候が秋めいてきました!
外での作業がしやすくなって良きかな良きかな!

マニアフェスタオンラインの後、しばらくだれていましたが、次のイベント参加が二週間前切ってるので、そうそうのんびりしてられない・・・。
天気も良いので、ホントはゆっくり石拾いをしに行きたいのですが、今年の夏に石運び等で酷使してしまった原付バイクを現在修理しているため、しばらくは行けそうにありません。(´Д⊂グスン
ということで、大人しく石磨きの練習と洒落込んでます。

現在、問い合わせをいただく機会があった
カボションカット
と呼ばれる、円形を土台に丸い山形に整える加工と
勾玉
日本古来から使われているお守りの形
を練習しております。

カボションの方は、黒曜石のプレートを切り出す際に余った端っこの部分を使うことでかなり効率よく作ることができそうで、うまくいけば量産もできそう。薄くすることで光を通す際の透明さも際立ちそうですし。やはり黒曜石とは相性がよさそうです。

勾玉は、形作りは比較的うまくいったと思ったのですが・・・。


艶出し前の時点で、
「あ、この窪んだ部分の面、どうしよう・・・?」
となってしまいまして。
普段やっているやり方だと、この部分まで研磨機が届かないんですよね。
他の手持ちの小型器具でも一通り試してみましたが、普段の艶出し前の状態までもっていくことができず、作業が止まってしまいました。
翡翠などの明るく不透明な色系の石なら、多少研磨が甘くてもごまかせるのかもしれませんが、こう、透明感のある黒だと写真の通り結構悪目立ちしてしまうので、どうにか他の面と同レベルまで磨けないもんかな、と悩んでおります。

とりあえず、まずは勾玉作りをしている業者さんのネット記事を参考にしつつ研磨パーツを自作して対処してみようと思います!

・・・あ、パーツ自作って玄人感ありますね!カッコいい!!(爆