やがて。
季節が、秋の気配をまとい始めた、ある日の午後。
ランチタイムの忙しさが過ぎ、昼食後のおしゃべりを
楽しんでいる数組のお客様が時折楽しそうな笑い声を
あげていた。
そんな一組のお客様に足止めされていた一ノ瀬が
困った顔をして、僕に近付いてくる。
そして、じっと助けを求める様に僕を見つめる。
一ノ瀬の気持ちがわかるから、僕は努めて優しく
笑いかけてやる。
「しんどかったら変わるよ、一ノ瀬」
言うと、一ノ瀬は考え込む。
一生懸命考えてる一ノ瀬が可愛くて
「一ノ瀬は僕のだって言ってきてやるよ」
僕は言った。
「えっ・・・・?」
当然、一ノ瀬は頬を染めてとまどっている。
と、一ノ瀬の肩越しで、高見沢さんが僕を
凝視しているのに気付いた。
まずいと思った。
軽口の冗談を高見沢さんに聞かれてしまった。
困っている一ノ瀬を見てると、
ついからかいたくなってしまうのは、
いつもの事なんだけど
正直、今の状況で高見沢さんには聞かれたくない
冗談だった。
迂闊な自分に、ため息が漏れる。
意識がすっかり高見沢さんに奪われている僕に
一ノ瀬は、ようやくみつけた答えを伝え始めた。
「ありがとう・・・・ちぃ。
でも・・・・俺、
自分で・・・・頑張ってみる・・・・から」
「あ。・・・・うん、そっか。頑張れ一ノ瀬。
でも、しんどくなったら、いつでも言うんだよ」
「うん。・・・・ありがと・・・・ちぃ。
俺・・・・頑張る」
桐野さんから、正社員にならないかと言われてから
一ノ瀬は少し変わった。
返事は待ってもらってるらしいけど、それは
迷ってるんじゃなくて胸を張って、桐野さんに
「はい」って答えられるよう、苦手な事も頑張るんだって
照れくさそうに、けど、誇らしげに一ノ瀬は言った。
なんていう、続きのお話をUP中です。
完成したのはしたんだけど、何だか
思った以上に長くなってしまいました。
自分が書いた文章って
それでなくても見直すのが気恥ずかしいのに
こんなに長いとさらに見直す気力が萎えます^^;
変なとこないといいんだけど
確認する気力がない・・・><
季節が、秋の気配をまとい始めた、ある日の午後。
ランチタイムの忙しさが過ぎ、昼食後のおしゃべりを
楽しんでいる数組のお客様が時折楽しそうな笑い声を
あげていた。
そんな一組のお客様に足止めされていた一ノ瀬が
困った顔をして、僕に近付いてくる。
そして、じっと助けを求める様に僕を見つめる。
一ノ瀬の気持ちがわかるから、僕は努めて優しく
笑いかけてやる。
「しんどかったら変わるよ、一ノ瀬」
言うと、一ノ瀬は考え込む。
一生懸命考えてる一ノ瀬が可愛くて
「一ノ瀬は僕のだって言ってきてやるよ」
僕は言った。
「えっ・・・・?」
当然、一ノ瀬は頬を染めてとまどっている。
と、一ノ瀬の肩越しで、高見沢さんが僕を
凝視しているのに気付いた。
まずいと思った。
軽口の冗談を高見沢さんに聞かれてしまった。
困っている一ノ瀬を見てると、
ついからかいたくなってしまうのは、
いつもの事なんだけど
正直、今の状況で高見沢さんには聞かれたくない
冗談だった。
迂闊な自分に、ため息が漏れる。
意識がすっかり高見沢さんに奪われている僕に
一ノ瀬は、ようやくみつけた答えを伝え始めた。
「ありがとう・・・・ちぃ。
でも・・・・俺、
自分で・・・・頑張ってみる・・・・から」
「あ。・・・・うん、そっか。頑張れ一ノ瀬。
でも、しんどくなったら、いつでも言うんだよ」
「うん。・・・・ありがと・・・・ちぃ。
俺・・・・頑張る」
桐野さんから、正社員にならないかと言われてから
一ノ瀬は少し変わった。
返事は待ってもらってるらしいけど、それは
迷ってるんじゃなくて胸を張って、桐野さんに
「はい」って答えられるよう、苦手な事も頑張るんだって
照れくさそうに、けど、誇らしげに一ノ瀬は言った。
なんていう、続きのお話をUP中です。
完成したのはしたんだけど、何だか
思った以上に長くなってしまいました。
自分が書いた文章って
それでなくても見直すのが気恥ずかしいのに
こんなに長いとさらに見直す気力が萎えます^^;
変なとこないといいんだけど
確認する気力がない・・・><