広汎性発達障害(自閉症・ADHD)の男の子を育てるクリスチャン・ホームの日記

素敵な青年に育ったにいにと一緒に、サポート活動もするようになりました☆

5年生:通級を卒業しました

2016年04月02日 | 日々のこと
春休みですね。
皆さんお元気ですか?


今日は通級についてのお話です。


息子は1年生から通級に通っていましたが、
5年生の3学期のはじめに通級を卒業となりました。


5歳ごろからグレーゾーンと言われていた息子。
1年生の入学直後から落ち着きのなさ等を指摘され
小児精神医療センターに予約をとり、
夏休みにWISCや面談などで数回通院をして
広汎性発達障害(ADHD・自閉症)と診断されました。


私たちの自治体では、本来は申し込んでもすぐに通級に通えるわけではありません。
親が事前に小学校を通して教育委員会に申し込みをし、
一定期間の審査や状況を経て、だいたい四月の学年の始まりと共に
通級もスタートするからです。


ですが息子の場合、たまたま同じ校舎の別棟に市の通級クラスがあったため
所属学級での大変さを通級の先生もご覧になって、1年生の2学期から、
臨時相談としての申し込みを私に勧めてくださったことからの始まりでした。


2年生からは事前に申し込みをし、通級にも通いながら
支援員さんや担任の先生、そして校長先生をはじめ多くの先生方に
見守っていただき(ある意味有名人でしたから、息子は…)
本当に大切にされながら育てていただいたと思います。


通級の先生方には全部で3人にお世話になりました。
どの先生もプロとして知識と経験が豊富、
そしてなにより発達障害のある子に対しての優しい対応や
理解あるまなざしが素晴らしかったです。

所属学級の担任の先生の中には、発達障害についてあまり理解の深くない方もおられます。
残念なことにそれが実際のところです。
親として、それを目の当たりにすることもあったので
担任の先生が誰になるかはいつもひやひやしたものでした…。


5年生で通級を卒業して、6年生では一人でも所属学級でやっていけるようにする
ということを目標として通級では指導してくださっていました。



そんな、最後の通級の日に先生がしてくださったこと。

息子にポットのお湯と茶葉で紅茶をいれる手順を教えてくれて
「お母さん今までありがとう」と運ばせてくださり、
お菓子と紅茶でもてなすよう手伝ってくださいました!

「通級では○○くんも頑張ったけど、お母さんもとっても頑張ったもんね」
とのねぎらいの言葉とともに…。


息子が自分の教室に戻ってから、通級の先生とお話していた時には
こんなことも言ってくださいました。

「お母さんも、通級の送り迎えや見学もありがとうございました。
 今まで、○○くんだけでなくお母さんも大変なこともあったでしょうし、
 理解されずに悔しい思いをされたこともあったと思います。
 でも、○○くんはずいぶん成長しましたね。
 もう所属学級でも一人でしっかりやっていけると思いますよ!」


今日は泣かないぞ!しっかり笑顔で感謝を伝えよう!と思っていたのに、
もう、それを聞いた時には涙が止まらず…。

息子に対する理解やサポートだけではなく、
本当に、私の気持ちに寄り添っていただいた先生で、ただただ感謝でした。


通級を担当する先生が、すべて今回の先生のようではないかもしれません。
先生も人間なので、子供や親とのお互いの相性というものもあるかもしれません。


でも、もし通級に通わせるかどうかで迷っている方がいるなら、
私は本当におすすめします。

所属学級の担任だけでは手の届かない部分の指導を、
専門的な知識と理解によってカバーしてくれるのが通級だと私は感じました。



通級の先生方、今までお世話になって本当にありがとうございました!
これからも明るく楽しい息子を、のびのび育てられるように頑張ります!!