庭を果実で賑やかに

３年ほど前に購入したキウイ「香緑Ｆ１」にやっと花が咲いた。
白いドレスを連想させるような花びらの奥にふっくりと膨らんだ実の部分がある。
これからどんなふうに変化していくのだろうか。
たった一つしか咲いていなかったが、雄雌同木で１本で実がなるそうなので楽しみだ。

同じく３年ほど前にご近所さんからいただいたブドウにも花が咲いた。
こちらは４房ほど咲いていて、ほっといていては小さな実になってしまうので摘果することにした。
２メートルの脚立（重い）をうんせうんせと運んで立て、ハサミを持ってからふるえる足で頂上へ。
うちでは１階の庭から２階のベランダの柵に向けてブドウを絡ませているため、かなり高さがあるのだ。
ブドウの花実の先１センチを切り落とし、さらに上をカットして花実の数を減らしてから葉も剪定しつつ誘因。
慣れない高所作業に手に汗をかき、びくびくしながら作業を続けた。
下ではいっくんが砂遊びをしているようだったが、そんなことに注意している余裕は全くなかった。
しばらくして目をやると、いっくんは落ちてくるブドウの葉や実を頭に乗せたまま、黙々と器に砂を詰めていた。

そのほか、うちの庭には金柑、サクランボ、ペピーノや、季節の野菜などが植えられている。
広い庭ではないが、こいちゃんといっくんが散歩しながら果実をつまむような楽しい庭になればいい、と夢は膨らむ。