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台風一家

どたばた週末

いっくんが幼稚園に行き始めて、1週間。
先生から電話をもらったり、こいちゃんからバスを降りてからすぐいっくんが消えた話を聞かされたりしてどきどきはらはらであったが、友達との摩擦などもあってか、以前に比べるとこいちゃんに対して柔軟な態度で接するようになってきた、と見えないこともない。
お友達との喧嘩回数も減ってきたみたいで嬉しく、友達を家に呼ぶのも気が楽になってきた。

金曜日は翌日が休みということもあり、幼稚園が終わってから、SOくん、KAくん親子と、YUくんがうちに来てくれて外遊びを中心に楽しく自転車やキックボードで遊んだ。
SOくんやこいちゃんはなぜか2階のベッドルームがお気に入りで入り浸ったせいで、外遊びがしたかったYUくんが泣いてしまったりした。
しかし、やはり子供は外が大好き。
もちろん、子供たちだけにしておいて事故でもおきたら大変なので、SOくんママと私は玄関にアウトドア用の椅子を出し、コーヒーを飲みながら子供たちを見守った。
はらはら舞う桜の花びらを網で追いかけたり、はしゃいでいるうちにYU(N)ちゃん親子が来て、YUくんのおねえちゃんのKYちゃんと、その友達兄弟が来て、HAくん親子が来て…と、壮大な人数と自転車が我が家の前でたむろすることになった。

不思議なもので、子供たちが始めたドッヂボールは自然なグループ分けで気の合う仲間どうしのチームになるし、自転車遊びも同じレベルの子は並走したりして、皆本当に楽しそうに遊ぶ。
大人たちは時折通りかかる車や通行にに頭を下げながらひたすら幼稚園のことや、些細な疑問を話し合う。
どうしてなかなか、合理的でストレス解消にもなる金曜日ミーティング、ではないか。
喧嘩といえば、兄弟げんかが目立つ。
いっくんはこいちゃんの上にのり、マウントポーズでがっちり泣かしてしまうし、YUくんはお姉ちゃんのKYちゃんと馬が合わず、母親に報告するから、と激怒して帰ってしまった。
喧嘩をほとんどしないSOくんKAくん兄弟については、立派としかいいようがない。

そんなこんなで大騒ぎしつつあたりが暗くなるまで遊んだ。
こいちゃんといっくんは名残惜しいながらも皆に手を振って家に入った。
二人は電池が抜けたようにぐったりとなり、なんと二人ともお風呂はもちろん、食事すらせずに眠ってしまった。
歯磨きもしてなかったが、起こすのもかわいそうだったのでそのままベッドに運んだ。
よほど楽しくてキャパを超えたテンションで遊んだのだろう。

しかし、こいちゃんが夜中から発熱。
測ってみると38℃を超えている。
夜中に熱がったり寒がったりするので、その都度かけるものを調節したりしながら、翌朝はいっくんが一番に目を覚ました。
こいちゃんに触れてみると、ほぼ平熱。
よかった~と胸をなでおろしていっくんにせかされて1階の居間に降りた。
伴侶とこいちゃんはまだ寝ていたが、しばらくしてこいちゃんが先に起きて降りてきた。
「おはよ~」と襖を開けた梢を見て、私はびっくり仰天。
こいちゃんの顔がはれ、別人のようになっているのだ。
そう、まるで相撲取りか、肥満したおばちゃんのように。
子供の体におばちゃんの顔。
だれ~っ!?あんた、だれ~っ!

思わず大声で伴侶を呼んでしまい、びっくりしたこいちゃんが泣き出したが、私もそれくらいびっくりしてしまった。
すぐ、耳鼻科に連れて行くと「おたふく風邪ですね~」とのこと。
隔離されたベッドの上でお代を払い、帰宅。
もちろん月曜日からこいちゃんは幼稚園にいけない。
幼稚園に行くのは病院の完治証明をもらってからになる。
沢山昼寝をして、かなり腫れもましになってきたので、少し安心したが、おたふくこいちゃん、痛みがなかったせいで、まったく気づかず大人数と遊んでしまった…
みんなにうつっていないことを祈るばかりだ。
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