熊野にキャンプ

朝9時ごろ、大阪を出発し、熊野に向かった。
食事をしたり、寄り道をして、ついたのは３時ごろだったと思う。

伴侶を誘ってくれた知人は、トマトのビニールハウスでなにやら、防虫用の網を張っているところだった。
笑顔で迎えてくれた彼らに、トマトの説明など受けて、知人が畑に子供たちを誘い、とりたてのオクラをくれた。

知人の案内で、川縁にゆき、バーベキューをすることになった。
伴侶が買っていた少々贅沢な分厚い肉を豪快に焼き、乾杯をする。
知人にもらったオクラは、伴侶が湯がいて細かく切り、瀧川醤油屋で購入した絶品のポン酢で味付けをした。
味見をした私と伴侶は、まさに舌鼓。
あまりに美味しいのでもう一口、と思ったが、子供たちが喧嘩をしながらオクラを取り合い食べているのを見ると、ただ、眺めるしかなかった。
結局、泣き喚くこいちゃんを無視したいっくんがあっというまに最後の一口を食べ終わり、オクラはなくなってしまった。
やはりとりたてで新鮮な野菜は何より美味しい。

そろそろ暗くなり、撤収しようと考えていたら、車で乗りつけた地元のおじさんがチューハイ片手に寄ってきて、世間話。
そのうち伴侶と意気投合し、いったん家にかえり、鮎を片手にやってきた。
バーベキューしながら、鮎を焼き、その美味しさにもびっくり。
子供たちも珍客にはしゃぎ、まっくらになって、貸しきり状態になった「おくとろ温泉」に向かった。
のんびり汗を流し、星を眺める。
楽しく、長い一日であった。