GWの前半、どこか近くに旅行に行こう!と言う事で、ちょいとだけ足を伸ばして神戸に行くことになった。
「ステーキハウスどん」でお昼ご飯をのんびりとってから、神戸に向かう事になったのだが、いっくんが「ケーキが食べたい!」と言い始めた。
いっくんがケーキをねだるのは珍しい事なのでせっかくだし、と芦屋にある「アンリシャルパンティエ」に向かったのだが、お昼ご飯を食べる前まではケーキを楽しみにしていたいっくん、車を走らせるうちに満腹中枢が満たされたのか「もうケーキいらーん・・・」と言い始めた。
なぬー!すっかり「ケーキの口」になっていた私はいっくんを丸め込み「アンリシャルパンティエ」に向かった。
こいちゃんはチョコレートケーキ、いっくんは小さなマカロンを1個、伴侶はシュークリーム、私はクレープを頼んで、車の中で食べ、舌鼓。
「お腹いっぱい」と言っていたいっくんだったが、「美味しい!もう一個買えばよかった!」と大後悔である。
こいちゃんは大きなチョコレートケーキをほおばり、実に幸せそうであったが、しばらく食べるとあまりの大きさに最後は苦しそうな表情を浮かべていた。
自分の胃を過信しているこいちゃんである。
チョコレート大好きの私は自分のクレープを食べた後、しっかりこいちゃんのお残し(二口ほどだったが)を頂いたのだが、やっぱりチョコレートも美味である。
晴天の中、異 人館に向かう。
おおまかな説明をしたが、二人とも「?」だらけ。
百聞は一見にしかず、雰囲気が変わり始める街並みを楽しみつつ坂を上っていく。
玩具にしか興味のないいっくんに観光を邪魔されたくなかった私は、何かと店の前に彼を連れて行き、商品説明をしてテンションを上げつつ何とか家々を見て回れることに。
「風見鶏の館」ではいっくんは風見鶏の絵の入った方位磁針を買い、ご機嫌で室内を見て回っていたから単純である。
ガラスなども当時の歪んだガラスがそのままで、時代を感じられて感慨深い。
大きな風見鶏の前で子供達はポーズ。
「風見鶏」と言う単語を知らなかった2人だったが、ここでやっと何たるかを理解したのだ。
窓の外にはジャグラーなども見えて、まさに異国のようである。
暖炉や、舶来ものらしい家具などがずらり。
無料の館も多数あり、「萌黄の館」などにも入館したが、震災の爪痕もしっかり残っており、子供達も驚きっぱなしであった。
「本当に地震があったんだねぇ・・・」と改めて実感である。
「鱗の館」に興味を持ったこいちゃんだったが、時間の関係で外から眺めただけだったのがちょっと残念であった。
道々、いっくんはお父さんと同じような黒い財布を買ってもらい、誇らしげにちょっぴり恥ずかしそうにそれは喜んだ。
自分は男だと思っている(男だけど)ので、父親と同じような物を持つことに大喜びである。
こいちゃんもしっかりと、見事にデコられた小物入れと、メモとペンを買ってもらい、乙女満喫。
大切にカバンに入れて持ち歩いたが、もったいなくて全く使えないこいちゃん。
宝の持ち腐れ・・・
こいちゃんが説明を聞いただけで涎を垂らしそうな勢いだった中華街に向かう。
安い値段で少しずつ食べられるとあって、実にこいちゃん向きである。
手には餃子を持ちながら、大人たちに別の料理を口に入れてもらいながら・・・とこいちゃんの食欲は止まらない。
対するいっくんは初めからかき氷を食べたがり、やっぱり食べる事にはあまり興味なしと言う感じである。
人生損してる気がする・・・
もう覚えていないほど食べたのだが、フカヒレラーメン、チャーシュー麺 、ぴり辛ビーフン、小籠包、激辛水餃子、春巻、水餃子、胡麻団子、かき氷、北京ダックなどなど、安い値段でちょっとずつ、皆でたっぷり堪能し、大人も子供も満腹であった。
お店が閉まり始めるギリギリまでたっぷり食べ、満腹のお腹を抱えて向かったのは、ジェームス山の温泉。
露天風呂付のコースか、内だけの温泉か選ぶことが出来て、ニーズに合わせて利用できるあたりが便利である。
温泉が見当たらずちょっとウロウロしたため夜が更けていたが比較的のんびりと入浴し、ローソンでおにぎりやビールを購入して車を走らせると子供達はすぐに眠り始めてしまった。
歯磨きも、トイレも済ませない状態で道の駅 みきに到着。
綺麗で広い道の駅で、こんなところがあったのかと改めて驚いた。
呼んでもゆすっても、子供達が眠りから覚めることはなく、結局そのまま寝かせることに。
後部座席をすべて跳ね上げて、敷かれた布団の上でぐっすり。
気候もちょうどよく、意外と近場で神戸の街を楽しめて、満足な初日となったのだった。