全国でも雨による被害で死者が出るなど深刻な雨量だ。
昨日の幼稚園の1学期の終業式ももちろん雨で、一日中どんよりと暗い中、いつものバス停まで足下を気にしながら向かうと、こいちゃんは通園カバンに1週間使った上履きやコップを入れてバスから降りてきた。
傘が手放せず、洗濯は全く乾かないため、常に室内に何かの衣類がぶら下がっている。
車での移動が増え、公園に子供を連れて行くことも出来ず、いっくんはすっかり欲求不満と言う感じだ。
室内で洗濯物をけちらしながらイライラを解消しているのが、私をさらにイライラさせた。
今日も朝から雨。
急に気温も下がったため、汗をかかなくなった子供達は朝、二人ともがそれぞれ大量のおねしょをしていて、洗濯物が山の様に増えてしまった。
踏んだり蹴ったりである。
今日は幼稚園で「夕涼み会」があるためこいちゃんが午後3時に出ることになっていた。
「夕涼み会」では歌を歌ったり、花火をしたりするらしくとても楽しみにしていたが、雨が降って花火は中止になるだろう…と可哀想に思っていた。
ところが、そろそろ家を出ようかと言うときに急に空が明るくなり、なんと晴れ間が見え始め、バスに乗る頃には気温も上がり急に「夕涼み」が似合う雰囲気に。
こいちゃんを送り出してから庭を見ると、何日分も乾かずにぶら下げてあった洗濯物も殆ど乾いていたし、ひどい雨に躊躇していた買い物も全てすんだ。
いっくんに食事と入浴をさせてからベッドで添い寝をして寝かしつけた。
8時45分に帰りのバスが到着することになっていたが、いっくんがなかなか眠らず数分送れてしまい、大慌てで駆けつけるとしばらくしてバスが来た。
いつもなら明るいうちにバスを降りてくる光景が当たり前なのだが、今日は真っ暗い夜道を室内灯を付けたバスが、小さくて眠たい目をしたヒヨコたちを沢山乗せて帰ってきた。
何だか「トトロ」の猫バスからこいちゃんが降りてきたような不思議と楽しい気分になった。
普段ならすでに眠っている時間に夜道を歩くことが嬉しいらしく、こいちゃんはひたすら機嫌がよかった。
家の前まで来たとき、お隣のYAさんが桃をくれた。
こいちゃんは帰宅してお風呂を済ませると切った桃にかぶりついた。
今日のお歌は「サザエさん」だったらしい。
毎日うちで練習していたのをみんなで楽しく歌ったようだ。
桃を食べながら「おさかなくわえた~♪」と上機嫌で歌うも、うろ覚えで大半をふにゃふにゃごまかしながら歌った後「あしたのいい天気~♪」と締めくくった。
「こいちゃんがいい子で毎日頑張ったから天気が良くなって花火が出来たんだね」の褒め言葉に「なんで?」と言う表情を作り、桃を頬張り口をもごもごさせた。
子供達が眠ってしばらくたったが、先ほどからまた雨が降り始めたようだ。
一瞬の晴れ間だったが、子供も大人も久しぶりのお天道様のありがたみを痛感した良い一日だった。
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