子供たちは土曜日の朝から遊びたいだろうという事で、金曜の夜に会社にいる伴侶を拾ってそのまま和歌山県に入ることになった。
目指す道の駅「根来さくらの里」は、山中にあった。
交通量は決して少なくはないが、人気は少ないため、貸しきり状態で子供たちの声で気を使わずに済んだのが有難い。
手早く寝支度を済ませ、シュラフにもぐりこむと、疲れと安堵からあっという間に眠りについた。
翌朝は6時半ごろ目が覚めて、皆で朝食。
食事を済ませるとポルトヨーロッパに向かった。
駐車場を見つけ、車をとめてのんびりと回り道をして門に入ろうとしていたら、樹が「疲れた、抱っこして」とだだをこね始めた。
私の背中にたどり着くまでひっくり返って泣いたのだから、本当に強情だ。
「黒潮市場」の醍醐味、格安のマグロ寿司や、いくら散らしなどを買い、子供たちもうどんやたこ焼き、揚げ物の串などをがつがつと食べた。
が、さすがにいっくんは電池が切れてきて、うどんを食べている途中でぐんにゃりと眠ってしまったのだから、まだまだ赤ちゃんである。
すぐ隣にある温泉で汗を流し、前日の道の駅まで戻るとすでに9時を過ぎていた。
一日フル活動した子供たちが寝てから、伴侶と夜空の下、買った甘えびや寿司に舌鼓を打ちつつのんびりと夜がふけていく。
少し肌寒かったが、ご当地食材を頂きながら、一日を振り返る瞬間が実に至福の時であるった。
翌朝はのんびりと起きて、ゆったりと朝食。
食事を済ませた頃、道の駅の店も開き、その地で持ち寄られた果物や農産物を買うことが出来た。
イチゴやさくらんぼ、新鮮な人参や玉ねぎなどを買い込み、おやつにおからドーナツや大福も買って道々頂きながら帰宅。
今までの旅行よりも、ずいぶん楽だったようなきがする。
もっと楽になる頃には「もう親とは旅行に行きたくない」などと生意気なことを言うようになると思うので、少々しんどくても今のうちに色々な場所に足を伸ばしておくべきなのだろう。
今回のPキャンプも事故もなく、楽しく終了。
時期に梅雨が来るのだろうが、夏が来る前に、もう1回Pキャンプに行きたいものだ。