先日、初めてITちゃんママの家に、粘土道具などを持って子供たちとお邪魔した。
我が家から歩いて数分の場所にある彼女の家は、純和風。
おばあちゃんから買い受けたと言うだけあり、和風のかわらに、和風の玄関で、実に立派なたたずまいである。
ところが、玄関のドアを開けると、広いたたきはコンクリートの打ちっぱなしに、壁にはスノーボードがずらりと並んで貼り付けられている。
上がってすぐのところに熱帯魚の水槽が置かれ、涼しげに魚が泳いでいるではないか。
さらに上がると、リフォームで壁を取っ払ったということで、広いダイニングキッチン。
壁にはBOSEのスピーカーが取り付けられ、洋風の絨毯やシックなテーブル。
冷蔵庫や食器棚もこだわりが見え、実にクールに統一されていた。
我が家も純和風だが、中身もまったくリフォームしていないため、見たままの仕上がり。
キッチンの床は食べこぼしが掃除しやすいようにシンプルで味気ない絨毯。
玄関に置かれたカブトムシの衣装ケースからは時折おちゃめなナメクジが顔をだす。
めだかが泳ぐ水槽は、すでにめだかよりタニシのほうが増えてきているし、拭き掃除をサボった冷蔵庫は子供の手垢でてらてらと光っている。
実にダーティーに統一されていた。
このままでは、イカン。ニッ○ンや、近所のホー○ズにも足を運んだが、結局「これは!」と思う家具は高価であった。出来るだけ効率よく、安価に統一感のある家具を選べたら…と思うが結構難しいものだ。オンラインストアから始まったインテリアショップ「MOOR」(ムーア)では、空間に合わせて家具を選ぶのではなく、お気に入りの家具から空間を創造してほしいとコメントしている。日本各地にもショップがあるらしく、「常に最新のインテリアを追い求め、最高級の素材で、使いやすく、お求めやすい価格で、今までの日本にはなかった、家具を選ぶ楽しみ・買う楽しみ・使う楽しみ、をご提供しております。」と書いてあるので非常に興味が湧いた。
ホームページを覗いてみると「大人」で「シック」な家具がずらり。
インテリア関係を進んできた私としては非常に楽しいページであった。
中でも【TRES(トレス)】は、存在感抜群なゼブラウッドと落ち着きを放つステンレスの組み合わせによる、洗練された細やかなつくりの家具レーベルで、大人の洗練と遊び心を併せ持ったスタイルでひときわ目をひく。
土壁の我が家に合う家具を探すも、さすがに厳しかったが、覗くだけでも心おどるページであった。