駐車場(300円)に車を停め、入場料を払おうと向っていると、興奮したいっくん樹が叫び声をあげながら走り出した。
と思ったら何も無いところでこけ、うでをすりむき、金切り声を上げて泣いたが、バンドエイドを貼ってやると「ん、治った!」とまた走りだした。
まだ入場もしていないのに…と伴侶と苦笑いしてしまった。
サンダルを履いてきた二人の子供達に運動靴とヘルメットを借り、ソックス(1足150円)を購入。
私は一度だけ来た事があり、そのときにかなりの急斜面と、こけた時のオブジェの危険さに子供達には必要だろうと判断したのだ。
もちろん、入場前からこけてしまういっくんには絶対必要だ。
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人工的に作られた山々の間を抜け、オブジェの間をちょろちょろ歩き、坂道を転がりそうになりながら、這いつくばってのぼっていく。
子供達は目の前に広がる壮大なテーマを持つ造形物達に、子供なり感銘を受け、感嘆の声をあげ、あれも、これもと進んでいく。
ついていけないのは私だけである。
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「もっと見たい」と追求心剥き出しの伴侶と子供達が別のオブジェに向っている頃、私はカバンを枕に木陰でひっくりかえっていたのだから情けない。
しかし、食事が済むと元気いっぱいの子供達と伴侶も、さすがに疲れたようで、いったん車に引き返し、こいちゃん以外の3人は仮眠をとった。
こんなときこいちゃんは、時間がもったいないとでも思うのか絶対に寝ない。
結局私達が目覚めるまで「白雪姫」のDVDを見ていた。
みんなの目が覚めてから「養老の滝」に向うことになった。
すっかり疲れた私はそのまま寝ておきたかったが、それではあまりにもツレナイ。
足を引きずるようにして、4人で1キロ半離れた滝に向うこととなった。
伴侶は「20分くらい、うーん、15分かな」などと言っていたが、滝までは坂道と砂利道混じりの、まさに山登りである。
げんなりしながら進んでいくと、すぐに川遊びできる道に出た。
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ひいひい言いながらついていくと、鐘を鳴らせるようになっており、ここでも取り合いが勃発。
おまけに鐘の音に喜んだいっくんが、じゃんじゃん派手に打ち鳴らすので迷惑になるまえに早々にその場を立ち去った。
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こいちゃんといっくんのペットボトルを満タンにし、表面に水滴が現れるほどの冷たい霊水を飲みながら坂道を登りつづけた。
やっと滝に到着し、もう坂道を登らなくてすむと思った私は本当に嬉しかったが、こいちゃんといっくんはのぼる工程よりもつまらなかったらしく、すぐに折り返し初めてちょっとがっかり。
先日箕面の滝に連れて行ったばかりで感動が少なかったか…。
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4人で車に帰り、温泉で体をほぐすのを楽しみにしながら、再び塒である道の駅に向かい、二日目もハードに終了したのだった。