この日のために仕事も頑張った！
仕事が終わると帰宅して家族全員の入浴と洗濯を済ませて荷物を積み込む。
ワクワクが止まらない！
テンションも高く向かったのは、こいちゃんの学校のお友達の自宅付近。
彼女も同じコンサートに向かうため、我が家の車で東京に一緒に向かうことになったのだ。
こいちゃんにとっては一番気心のしれた友達と旅行が出来る楽しい時間の始まりである。
大人にとっては責任を感じる、身の引き締まるドライブの始まりである。
絶対に事故をするわけには行かない。
が、容赦なく襲ってくる睡魔には敵わないため、運転は完全に時間で区切った交代制。
時間がふけるにつれトラックだらけになってくる高速道路をひたすら交代で運転する。
しばらく翌日のコンサートの話で盛り上がっていた子供達もすっかり眠り、親も何とか午前3時に北港に到着。
3時間ほど停車して眠り、次に目が覚めたらあたりは明るくなっていた。
さくらちゃんもおはよう。
簡単な朝ごはんを買って出発。
まだまだ時間はあるというのに、妙な緊張感でみんなのテンションはおかしい…。
特に物販に数時間前から並ぶと言う子供達は気もそぞろ。
（このあと、前日から並んでいる子達も沢山いた事を知った）
曇り空だが物販には丁度良い。
朝の渋滞に巻き込まれ、やっと武道館に到着したが、まだ駐車場は開いておらず、こいちゃんとお友達をおろして駐車場の列に並ぶことに。
私はさくらちゃんと散歩。
武道館はすでに長蛇の列。
みんな物販で目的の商品が売り切れる前にゲットするためである。
すでに異様な盛り上がりを見せていた。
のんびり起きてきたいっくんを連れてお昼ごはんを食べるところを探しにゆくことに。
公園内を回り、靖国神社にお参り。
神社内はポールも面白い。
ここでお昼ごはんを食べよう〜。
決めたはいいが、こいちゃんと友達はまだ物販会場。
無事に色々ゲットしたようだが、ツイッターで缶バッチの交換（くじなので同じのがかぶったりしているため）をしていたらしく、中々来ない…。
先に食べよう、とさくらちゃんも入れる屋外テーブルに着席する。
あおさ海苔蕎麦。
うーん、すごい。
いっくんはビーフカレーを頼み、あおさのり蕎麦も味見。
ちょっと色々な食べ物に興味が湧いてきているいっくんである。
やっと交換が一段落したこいちゃんとお友達が帰ってきた。
すごい荷物ね二人共！
缶バッチの交換は一段落ということらしく、一旦ご飯を食べることにしたらしい。
ご飯を食べ、かなり時間が経ってから、羨ましいな…と見ていた私も物販に向かった。
そして買ってしまった…。
かなり売り切れになっていたので、ペンライトなどはすでになかった。
コンサートに行かなくても物販だけ買いに来る子もいるらしいので、あっという間になくなるのだ。
子供達が間に合って良かった…。
ドキドキしながらあっという間に開場の15時になった。
こいちゃんとお友達は新しく買ったペンライトを持ち、おそろいのTシャツ、
タオルなどに身を固め、タトゥーシールを貼り準備万端である。
二人はCDについていた優先券でアリーナ席のため入り口が違う。
またね、と手を振って、私もいっくんと二人でチケットを持って入場口へ向かう。
チケットを切ってもらい中に入ると異様な興奮に満ちていた。
中には緊張の為か倒れてしまった子も…。
みんなこの日をずっと楽しみにしていたのだから、そうゆうこともあるかもしれない…気持ちはわかるし、気の毒である。
いっくんと席を探し（こちらは立ち見席…）、コンサートが大歓声とともに始まった。
派手な映像、大好きな音楽、歓声が止まらない。
年甲斐もなく名前を叫ぶ私に
「ちょっ…、恥ずかしいじゃん！」とキレ気味のいっくん。
「同じ阿呆なら踊らなソンやろ！」と応酬の私である。
今回の二人組ユニットにとって初めての武道館コンサート。
曲が終わり、しみじみと軌跡を話す様子に号泣する子たち続出である。
感動と興奮とともに終わった今回の東京ライブ。
出口は余韻覚めやらぬ子達で溢れかえった。
今回は比較的冷静だったらしいこいちゃんに対し、初めから終わりまで号泣していたというお友達。
大感動出来るって素晴らしい事だと思っている。
武道館側を離れがたかったが、会場をあとに出発した。
その後、足柄SAで入浴を済ませ、後部座席で眠りについた子供達。
大人たちは夜の高速をひたすら走った。
翌日にはさらに数百キロ離れた実家に無事に到着するべく、栄養ドリンク片手にハンドルを握った。
楽しい。
人気が出始めて、最初で最後かもしれないと言っていたコンサートだけど、やっぱりまた行きたい！
最高のコンサートも、ちょっとしんどい強行軍なドライブも、今から向かう実家も。
生きてるって、楽しいなぁ…。
