台風一家

公園で亀とり

土曜日。伴侶は仕事でいなかった。
子供達は幼稚園が休みで、朝から退屈そうである。
天気も良かったので、公園に連れて行くことにしたが、「ブランコのある公園がいい」とこいちゃんが言うので、ブランコのある広い公園に行くことになり、かなり遠くまで行くことになった。
自転車で出かけることにしたのだが、とても昼までには帰れない距離だったので、お弁当におにぎりを持ち、保冷材や水筒をもって出発。
ヘルメットをかぶり親子3人、必死に自転車をこぎ、ついた頃にはもう昼であった。

念願のブランコにたっぷりのり、広い公園を走り回りながら、鉄棒や滑り台などの遊具ではしゃぐ子供たち。

平均台などでじゃんけんをして遊んだりしていうちに、川の方で声がするのに気がついた。
見てみると、どうやら亀をとっているらしい男の子が2人。
捕まえた亀を見て、こいちゃんといっくんが仲間に入りたそうにしていると、男の子が目を離した隙に亀がいけすから逃げ出したのだ。

こいちゃんの「亀がにげてるー!」の声で2人の男の子は慌てていけすに向かったが亀はすでに林の中に。
こいちゃんといっくんが加わり亀さがしとなってしまった。
おかげでこいちゃんもいっくんもびしょびしょである。
この川には大きな鯉やアメンボなどもいて、実に楽しいところだ。
男の子たちが帰ってしまってから、皆でお弁当を食べた。
はとが寄ってきて、こいちゃんといっくんは「あ、落ちた」などとしらばっくれながら、わざと米粒を落とすのだ。
遊びながらたっぷり時間をかけてお昼を食べて、川を覗いていると20センチほどもありそうな亀が泳いでいて、再び子供達は大興奮。
歓声をあげながら川に入るが、そこは敏感な亀である、水音が聞こえた時点で避難しているであろう。
すぐに姿は見えなくなり、子供達は夢中で亀を探していた。

帰宅すると自宅の亀が妙に可愛らしく見えた。
子供たちも何故か愛着を感じるようで、しばらく亀を眺めていた。
縁日で売られる小さな亀を、昼間の大きな亀と比べていたのかもしれない。
やはり本来は自然の中で、沢山の生き物と出会って欲しいものである…。

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