小説を書く猫 | |
中山可穂 | |
祥伝社 |
¥1,400+税 祥伝社 2011/3/20発行
ISBN978-4-396-63361-5
中山可穂の初エッセイ集。
2001年から今年2011年までの10年分のエッセイをまとめたもの。
中山可穂、こんなに猫が好きだったのか。
それは知らなかった。
人間よりも猫に近い…それは人間界ではさぞや暮らしにくかろうねえ。
寡作な作家とは思っていたが、エッセイも少なかったんだな。
んー、たしかにこの内容では依頼が少ないのもむべなるかなだが。
ファンには近況がわかるのはありがたいけど、ほかの人たちには読んで楽しい内容じゃなさそうだものね。
私はファンなので、うれしいです。
映画『ブエノス・アイレス』を愛している様子がいいです。
トニー・レオンのファンなのね。
最近は京都暮らし。
新しい環境で、新しい作品を早く発表してほしいです。
待ってます。
> 家賃、それは人の生活に重くのしかかり、ライフスタイルを束縛する諸悪の根源である。ことに都市においては、人は収入の大半を家賃に割かれ、その支払いに汲々として娯楽や文化を犠牲にし、人間的なゆとりのある生活をあきらめざるをえない。(154頁)
かなりのうらみつらみがあるようです(笑)。