野武士、西へ 二年間の散歩 | |
久住昌之 | |
集英社 |
¥1,500+税 集英社 2013/8/10発行
ISBN978-4-08-771484-5
『東海道でしょう!』みたいに、東京からひたすら歩くというエッセイ。
こちらは街道にこだわらず、ゴールは京都ではなく大阪。
コンセプトはあくまで「散歩」、地図も持たずに気ままに歩く。
ということで、寄り道だらけでゆる~いウォーキングなのかと思ったら、意外と脇目も振らずにひたすら歩いている。しかも近年流行りの東海道ウォーカーたちを見かけると「オレは違うんだぜ」的態度で、なんか感じ悪い。
後半はだんだん態度が改まってきて、読後感は悪くなかったけど、全体的にはイマイチだなあ。
私はなにごとも楽しんでる感が見えるのが好きなのだ。
なので読んでていちばん気に入った場面は関宿に感動しているところですね。
ちょうど行ったばかりということもあるし。でも私は通り過ぎただけで宿場町としての関は未経験ですが。今度行ってみたい。関西本線関駅が最寄り駅らしい。電車で行けるなら行けそうだぜ。