「ギンコウボク」お金が貯まる香木かな!チャイナ南部原産
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珍しい名前の植物があります。
ギンコウボクに出会った時、瞬間に銀行木なのかと思って、
この木を植えれば、金運間違いないなとも思ってしまいました。
調べるとギンは銀色の銀の白い花の白色、コウボクは厚朴で、
葉っぱの厚い木というホオノキの木(銀厚朴)で、
銀行とは関係なさそうです。最初に思ったのとは違っていました。
ギンがあればキンもあるかなと調べると、キンも金色の金があり、
キンコウモク(金厚朴)と呼ばれています。
キンコウモク(金)の方が本家のようで、キンコウボク
(Michelia champaca)とミケリア・モンタナ(Michelia montana)の、
交配された雑種でキンコウモク(金)の方が、ギンコウボク(銀)より、
自生は圧倒的に多いそうです。
また、ギンバイカ(銀梅花)がマートルやギンコウボク(銀香木)と、
呼ばれる木もあります。同じギンコウボクでも銀香木です。
梅の花とキンシバイやビヨウヤナギなどと似てる白い花です。
英名はCommon myrtle(コモン マートル)で、ハーブですね。
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ギンコウボクは、花より香りや香油です。
花はあまり目立たず、芳香の強いことが特徴で、
香りは朝と夕方に強く、花びらが開ききったら香りがなくなり、
蕾(つぼみ)の花びらが少し開いたのが、一番香りが強いそうです。
高木ですから、直に香りを嗅ぐのが難しそうです。
ギンコウボク(銀)とキンコウボク(金)は花の色だけでなく、
見た目の樹形や葉っぱが、かなり違うそうです。
また、果実がなってるのも見たことがないそうです。
ギンバイカ(銀梅花)のギンコウボク(銀香木)は、
フトモモ科の低木で、花が6~7月頃に咲きます。
葉にも甘酸っぱい香りがあり、古代エジプトでは、
愛と歓喜の女神ハルトに捧げられ、「繁栄の象徴」として、
古代ギリシャでは、女神ヴィーナスに捧げる花「持続する愛」
を象徴する特別の木でした。結婚式などのお祝いのブーケ、
栄誉を称える冠の月桂樹とともに使われてきたそうです。
葉っぱを漬(つぶ)した酒が、「祝い酒」として用いられ、
縁起のよい神木として「祝いの木」の名前が付けられています。
昔から料理や、香水、薬用にも利用されてきました。
また、シューマンの組曲「ミルテの花」の「ミルテ」も、
ギンバイカ(銀梅花)のギンコウボク(銀香木)です。
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- 別名 ギョクラン
- 特色 芳香
- 科 ギンコウボク科
- 原産 チャイナ南部
- 花期 4~6月
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いかがでしたか?
花の楽しみ方は色々ありますね。
珍しい花の名前がわからないと、探しようがありません。
珍しい花は情報がないと、わかりにくいです。
ギンコウボクを見るには、新宿御苑の温室、富山県中央植物園の温室、
とちぎ花センターの温室などで見られます。
また、沖縄などでも植栽されてるそうです。
熱帯地方では、庭木や公園樹などで植栽されてます。
ギンバイカ(銀梅花)のギンコウボク(銀香木)は、
日本には明治の末期頃に入ってきました。
あまり見かけないですが、探し方がヘタなのでしょう。
ギンコウボクの銀行木から、銀厚朴、そして銀香木と、
カタカナ表現は、難しい時があります。
実際に見て、違いがわかると、いいですね。
また香木ですから、香りも楽しんでみてください。
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