「花は咲く時期がどうしてわかるの!!」植物は開花時期を知ってる不思議!花や植物の話!
春になると、夏になると、秋になると、花が咲きます。
どうして花は季節を感じる、あるいは知っているのでしょう。
不思議だと、思いませんか。
なぜ、春に全部一緒に咲かないのでしょう。
一斉に咲いたら、昆虫の数が足りなくて、
受粉してもらえないからでしょうか。
それで季節を変えて、咲くのでしょうか。
植物の不思議さがあります。
花は、それぞれ受粉してもらうように、いろいろ工夫してます。
くさい臭いを出したり、蜜をだしたり、色鮮やかにしたり、
それらは、咲いた後の姿、形です。
花が咲く前に、季節を感じるのは、大きくわけて、
日照時間に関係するそうです。さらに温度にも関係します。
夏至を境に、日照時間が長いと感じる植物と、
日照時間が短いと感じる植物と、
どちらにも関係ない植物にわけられます。
日照時間だけではありませんが、日照時間によって、
毎年、同じ季節に同じように花を咲かせます。
植物が花を咲かせるためには、花の花芽が出来なければ、
花が咲きません。花芽が出来るためには、
植物が十分に成長して、大きくならなければなりません。
しかし十分に成長しても、適当な環境条件が与えられなければ、
花芽をつけることが出来ません。
環境条件の特に重要なものが、日照時間と気温になります。
1日の日照時間が、ある長さ以下になると、
花芽を作り始める短日植物、日照時間が、ある長さ以上になると、
花芽を作り始める長日植物、日照時間と花芽作りに関係がない
中性植物。花の咲く植物を短日植物、長日植物、中性植物の、
三つに分け、植物の名前を呼んでいます。
日照時間による分類は、
短日植物: アサガオ キク ツバキ コスモスなどです。
長日植物: キキョウ ケシ フヨウ ハナショウブなどです。
中性植物: スイセン アジサイ チューリップ バラなどです。
日照時間によって感じる植物の中には、例外も多くあります。
また、発芽という問題もあります。花芽が花になるか、
葉っぱになるかは、あらゆる環境条件で、まだわからないそうです。
花芽から開花までの期間は、気温によって影響を受けますが、
花芽が出来れば、日照時間と関係なく花が咲きます。
日照時間により花芽が作られ、花が咲くまで調節される植物は、
1年の特定の時期によります。長日植物は春がら夏に、
短日植物は夏から秋だけ、花を咲かせます。
多くの多年性植物は、花芽が作られるために、数日から数週間、
低温に晒される必要があり、冬を経験して春を迎えると、
気温が関係して花芽が大きくなり、花が咲きます。
春に咲く多くの花は、つぼみが出来ても、暖かくならないと、
花が咲きません。
多くの植物は、日照時間と気温の変化に応じて、
花芽を作り大きくして、咲く時期を知っているかのように、
花を咲かせます。不思議な世界だと思います。
いかがでしたか?
花の楽しみ方は、色々ありますね。
自然界や植物を知る事も、そのひとつです。
花が咲くには、花が咲き終わると、すぐに準備するのが、
7月頃と聞いていました。準備して寒い冬を過ごして、
暖かくなると花が咲きだす。それだけしか知りません。
しかし、それなら寒くなり始める秋に咲くには、
違うと思い始め、調べるようになったんです。
そして、日照時間と気温が、関係することを知りました。
花は春になるから、夏になるから、秋になるから、
咲くんだと単純に思っていました。
なぜとか、どうして、なんて考えたこともありません。
しかし不思議とも思います。植物の不思議は沢山あります。
解らない物を、わからないままにするか、
誰かに聞いて覚えるか、自分で調べるかは、
それぞれの人の好奇心だと思います。
なんとなくわからないものを、
そのままにしておくには気持ちが悪いです。
人の性格だから、一概にいえませんが、
知らないより、少しでも知ってた方が、
世の中を見まわしてる時に、
役に立ち興味の範囲が、広がると思ってます。
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