約一月前の東京新聞の「次代を読む」筆者は名誉教授の内田樹さんの記事から。
タイトルは「米国の弱気と狂気」
この中で内田さんは、「米国のアナリストが弱気になっている。」そう書いている。
例えば、対中国で考えた場合、「中国と戦争したら負ける。」兵士の数その他、米国の数的優位は揺らいでいる。
そういう状況の中、中国に強く出てロシア、イラン、北朝鮮などが反米軍事行動をとったら米国には対処留守能力がない。
そこで中国に弱腰を見せると、中国は台湾の支配と南シナ海の支配を実行するかも知れない。
トランプの方が中国・ロシア・北朝鮮との緊張は緩和するかも知れないし、もっと酷くなるかも知れない。つまり予測がつかない。
そうアナリストたちは考えていて、トランプの狂気が米国にとって強いカードになるかも知れない、そう信じているようだ。
これが内田さんの考え。
確かに、トランプが何をやるか予測はつかない。
ガザの問題、ICCへの脅迫、WHO脱退など。
内田さんのまとめが以下の通り。
米国のアナリストはここまで正直に考えを述べている。
しかし、日本の政治学者ではここまで正直な人はいない。
だから日本が今どれだけリスキーな状況に置かれているか、日本人の多くは知らない。
恐ろしい結論だが、そういう事なんだろう。
米国は、今もGDPでは中国を超えていますが、物の製造などハード面よりも、裁判費用やエンターテイメントなどのソフト面の割合が多くなっているので、兵器生産では、圧倒的に中国が有利です。
通常兵器を安価に大量に生産する能力では、圧倒的に米国が強いのは、100均の商品の大半が中国製なのでも明らかです。
予測不能なトランプ大統領の誕生で、世界はますます不安定になり、米国の衰退もまた、早まるのではないかと、私は予想しています。
さて、日本は、これからも米国追従一辺倒で良いのか、中国との距離の取り方には、十分な戦略が不可欠だと思います。
ドル建て資産を売却し、やはり金投資を増やしたほうが良さそうです。
通常兵器を安価に大量に生産する能力では、圧倒的に「米国」が強いのは、100均の商品の大半が中国製なのでも明らかです。
「中国」の誤りです。
m(__)m
>失礼... への返信
コメント有難うございました。
中国の戦略は怖いものがあります。一般市民たちとは別人種が政治を司っていると思います。
トランプも石破も太刀打ちは無理かと。