松の幹

長年の鎧の厳し春の雪



自句自解は良くありませんが此れは松の鎧を着た



姿に似て居ると思ったのです。寒い春です。

梅一輪

春と言ふ名のみなれども梅一輪



ふと気づくと一輪のみ微笑んで居ました。


下枝の小さな花でした。

ノート

夾結の表紙鮮やか春の色



お土産のノーとですが、色々の色彩に春を


感じます。字が違うのですがありません。


板締めとも言います

チューリップ

春の色嬉しく愛し鬱金香



花やさんも嬉しそうに持ってきました。


この色も春らしくていいですね。

水仙元気

あちこちに水仙春を謳歌して



何故か水仙は球根を入れてない処にも咲く


のです。風が運ぶのかしら？我が家の不思議


です。五箇所に為りました。

コップ敷

ふっくりと膨らむ裾や春の宵



外国のお土産です。多分イギリスです。


粗末ながら時々活躍します。可愛い。

スプレー薔薇

か細くも真白に笑みて春競ふ



スプレーなんて言葉を花に着けるのは少し


似合わないけれど、仕方ないですね。


白は良いもの。

水仙花盛り

時を得し黄水仙いま盛り為る



あちこち水仙が咲いて居ます。球根のはずでしょ。


歩いて行ったの？実を結んだのが散らばるのかな。


どうしても納得いきません。

梅の蕾

梅つぼむ小鳥も歌を思い出す



忘れてゐるうちに梅の花がぽっちりと


脹らんで居ました。やっぱり忘れて居ないのね。

寒木瓜

雨上がり見返る命寒の木瓜



本当に気が付きませんでした。お利巧な木瓜。



撒いたように蕾が・・・