二度目の花

捨てられし鉢に芽生えぬ春なれば



もう終わったものと思った鉢に、何と


少しの花が咲いて居ました。心根の


かはゆきこと。

木瓜

乙女色心の中は空っぽう



こんなこと言っては木瓜に怒られるわね。


今の心境がこう書かせました。


世の中難しいことばかり。

梅さく

何時の間の梅の見事や命かな



蕾は心得ていましたが、お日様のお蔭は


素晴らしい。はーるよ来い、ですね。

アネモネ元気

花芽すっくと笑みて私の空元気



アネモネはまた咲きました、追うお仕舞かと


案じて居りましたが、春の薫りを感じる


のでしょう。でも私の心は空っぽ。


先輩の訃報です。

母上の帯

笙の音の秘かに聞けり目出度くも



刺繍が細かくて品が良い。間違って消し


ましたので、改めて・・

メジロ

歌ひつつ枝渡りする目白愛し



これはヒマラヤサクラです。正月に写したのを


間違えて消してしまいました。　採録です。


でもピンボケ・・

母上の帯

年をへし帯の鼓の音如何に



この前間違えて消した仕舞いました。


細かい刺繍が雅です、母も喜んで居り


ましょう。

水仙

切取りて心を残す黄水仙



昨日一番綺麗だった水仙を屋根工事のため


踏まれました。切り取って活けました。


仕方ありません、元気だったのに・・

まだ水仙は元気

氷雨にも負けず色良き君なりき



今朝は晴れましたが、氷雨の中でも


機嫌よく咲きます。けれどあちこちに


増えるのはなぜ？

大きくなりました

陽の恵みオレンジ色の春を呼び



もう何も無いものと諦めたのに花芽が



膨らんで開きそう。嬉しい命を



見ているようで・・