さて、手術当日。
夜はなんか寝れなくって寝不足な気分。
私は寝不足だとすごく体調が悪くなるので不安も増加しました。
前日21時から絶食なんですが、午後からの手術なのでお昼までは水とお茶はOKでした。
口の中が気持ち悪くなったらハミガキをして紛らわせて。
朝食の時間も配膳はないからベッドで半分寝てました。
センチネルリンパ節生検をするので、その前の注射が待ってました。
移動して検査室のような建屋内部へ入って、もう一人の患者さんが先に注射。
見えないけれど座ってる場所から聞こえた雰囲気で痛かった様子。
出てきて看護師さんとの会話を聞くと、痛みはすぐに引いたそうで大丈夫かな。
次は私の番。
患者衣を開けて、担当医がブスッと刺すこと...何回だったか忘れてしまいました。
4回ぐらいだったかな?最後の1回が痛かったです。
そして確かに痛みはすぐにひいていきました。
来た道を戻り病室へ戻って再び待機です。
しばらくすると部屋に担当医が来て点滴を刺しました。
腕にテープで固定されて動きが制限されました。
何も出来なくなりました....。
この時に手術前の胸の写真撮影をされました。
(術前後に撮影をすると事前に同意書を書いてます。)
手術する方の胸の脇下辺りの肉を寄せて形成するような話で、ちょっとよく分からない。
でも担当医は慣れてるだろうからおまかせで。
(手術する方の胸の方が小さいことがバレました。)
その後は暇って暇だけど点滴片手に移動も面倒で動きすぎると痛い。
暇つぶしはスマフォでってのも眠いような緊張のせいか落ち着きませんでした。
12時を過ぎ、水分も摂取不可の時間になりました。
こうなると口が気持ち悪くなればハミガキの液体で口を漱ぐのを数回しました。
手術予定時間の1時間ぐらい前に夫が来たのでエレベーターまでお迎えに行きました。
部屋に戻ろうとしたら看護師さんが「手術の時間が早まります。」と呼びにきて、慌てて部屋に戻り夫からの荷物を受け取ってしまいました。
こんなに慌ただしく始まるもんだなぁと思いながらも、貴重品入れのカギを夫に渡し、手術用の荷物は看護師さんに持ってもらって、夫とは「また後で。」と別れ手術室へ向かいました。
夫は部屋で待機です。
手術室まで点滴を押しながら行き、部屋に入ると名前と手術する場所の確認がありました。
部屋を見まわす時間もなく、手術台に乗り、上の手術のライトがドラマのと同じだなぁと思ってる間にも、何かの掛け布?をかけられながら患者衣は脱がされ。
横目に手術着を着た担当医が見えたけれど、まだ数回しか会ってないから(担当医だよね?)と思ってたけれど。
指のサポーターについて何かの確認会話がなされてる様子だけど、OKだったらしく。
そうこうしてるウチに、麻酔が点滴から入れられた、ようで。
再び意識が戻った時は何かの夢を見てました。
この時の夢が思い出せないのが残念でなりません。
別に三途の川とかじゃないんですが気になっても思いだないです。
呂律が回らなくって、一生懸命に話そうとすると自分でも何言ってるんだか分からない。
看護士さんの声と、夫がいたのと。
少しずつ話が出来てたと思うけれど自分も何か話したけれど、よく覚えてません。
いつかは分からないけれど、担当医から「リンパ節に転移はなかった。」という話を聞いた気がしました。
(ああ、良かった。)と一瞬安心した気がします。
でもほんと嫌だったのが尿を採取する管の存在。
もう違和感すごくて寝たいのに寝れない違和感。
なんというか四六時中トイレに行きたいけれど我慢してる状態が続いてるという、それが辛くて辛くて。
脚の付け根辺りに違和感を感じて、考えたら持っていった紙おむつしてました。
人生初の紙おむつでした。
しばらくすると夫が帰るらしく、明日朝早い出勤だったよなぁと思いだしながら。
夫が切除した部分を見たという話をしたのは覚えてます。
鶏肉の脂身みたいなモノだったそうで。
って術後の妻にそんな話するの?って思ったけれど、会話する時間もなく帰っていきました。
(後日夫に聞いたら手術時間は2時間ぐらいだったそうです。)
事前の書面で「手術後はナースセンターの隣の部屋での24時間看護になる」と覚えていたので、自分が今いる場所はナースセンターの傍だろうと思いました。
(後で確認してみたら思っていた位置とは違ってましたがナースセンターの隣は隣でした。)
時々、隣かもうちょっと遠くにも患者さんがいて咳込んだり痰を吸い出してるようなバキューム音もして、他にも認知症っぽい人の大きい甲高い声の繰り返しの言葉が響いてました。
(ここじゃあ寝れなさそう。)と思いながらも、眠いような怠いような自分で寝たり半分意識だけ起きてたりしました。
そして腰が痛くてたまらなくて動こうとして手術の傷が痛んで動けず、でも腰も痛くて。
なんとかならないかどゴソゴソしてたりました。
その上腕には点滴が刺さっているので動きづらかったです。
どれぐらいか時間が経って看護師さんが「部屋に戻ることが出来るけれど、どうしますか?」のようなことを尋ねてきたので速攻「戻ります。」と伝えました。
その後、もう一人の人が来てベッドごとの移動をしました。
その時に腰が痛いと告げると、看護師さんはベッドを可動させてくれて座ってるような感じにしてくれました。
看護士さんが「働き者の人は腰が痛なるんですよね。」と言ってた覚えがあります。
座った状態は、ほんと寝てるよりすごく楽。
術後はベッドに持っていったバスタオルが敷いてある状態で寝かされてたので(枕なしの状態です)、枕も頭に当ててくれたのも楽になりました。
ありがたかったです。
コントローラーを渡してくれて、その後は自分で調整しましたが難しく、上手に動かさないとあちこち痛い場所がありました。
その後、夜に飲む薬も飲んでいいということで水分を少しだけ飲めました。
本来は絶飲食です。
消灯時間が来たらしく暗くなったけれど、割と明るい。
痛くて尿管の違和感がすごくて寝れなさそうだけれど寝てるらしく、時々見に来る看護師さんに驚いて起きたりもしました。
とにかく早くこの管を取って欲しくて朝を待ちました。