お客様と禁煙室がらみでモメた事ってありませんか?
例えば禁煙フロアが満室なのにチェックイン時にいきなり「この部屋禁煙だよね?」って聞かれたパターン。
経験上こういうシチュエーションではまずモメます。
Kumoが勤務するホテルではインターネット予約の場合は禁煙室と喫煙室をキッチリと分けて販売しています。
また、インターネット上で喫煙室しか販売されていない状況で、禁煙希望の方は必ず電話にてご連絡くださいと歌っています。
その場合予備部屋である禁煙室がある場合はそのお部屋をアサインしますし、残念ながら満室の場合はオゾン消臭をかましたお部屋へご案内する事にしています。
最近のお客様はそんな細かい事は確認せずに、ただ料金が安いからというだけでお部屋を予約してしまうパターンが多いようです。
そしてチェックイン時にいいきなり「絶対禁煙室ねっ!」と言うのがこのタイプのお客様。
昔と違って禁煙フロアは人気があります、いきなり言われたって用意できない事が殆どです。
そんな時用に、通常の喫煙室に消臭をかました部屋を何室か用意していますが、このてのお客様は納得しません。
そしてこのての客に共通して言える事
それは
ほぼ全員が元スモーカーである事。
これは添乗員時代から飛行機の禁煙席でモメた時からの経験からも言える事です。
KumoもKumoの奥さんも元スモーカーですが、添乗員時代こういうお客を沢山見ているのでこういった状況でもあまり暴れませんがね。
そしてこのてのお客がよく言うセリフがコレ
「お前のホテルは何で全室禁煙にしないんだ!外国のホテルなんてどこも禁煙だぞ!」
はぁ~?
外国ってどこの事言ってるの?
君の言う外国ってどうせアメリカとかでしょ?
日本よりも喫煙の甘い国は君の知ってるいわゆる外国には沢山あるんだよ。
君、誰に物言ってるの?
元ツアコンKumoは君よりはるかに沢山の「外国」を知っているんだよ(笑)
ホテルマンである以上、こういったトラブルは頻繁にあるかと思います。
Kumo的には館内全面禁煙にしちゃいたい所なのですが、ご存知の通りスモーカーな従業員が非常に多いこの業界。
Kumoの会社では無理な要求です。
最終的にKumoが言いたいのは
元スモーカーほど禁煙にこだわる奴が多い・・・って事でした。
今から数年前。
Kumoがちょうど40歳になった頃。
Kumoが勤務するホテルの親会社の社長との面談がありました。
その時に言われた事。
「いつまでもチェックインアウトのようなルーティンワークをやっているワケにもいかないだろう」
目が覚めた。
おっしゃる通りです。
Kumo的には白髪(or ゲーハー)になっても、今のようなコンシェルジュ兼ビジホのフロントスタッフとして、お客様との会話を楽しむ毎日が一生続けばいいと思っているのですが、世の中そうもいかないみたいです。
親会社は依然米国でレストランを経営した事もあり、また米国進出の機会があればKumoが出向する社員リストナンバーワンになっているらしく・・・
数年前の事なのに、あの時の社長の言葉が最近妙に気になります。