九州のフライヤーへ
4月2-3日天草遠征をしませんか?
お取い合わせ:浦川0906-425-9905
kuratakepara(アットマーク)yahoo.co.jp
1500円(宿泊料金&エリアフィー)
中止の場合、4月1日午前9時までにwww.kuratakepara.infoの掲示板の方へ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/1d/0883152ef543e9857db203d77ba0bc60.jpg)
天草が大雪になって、大変でした。
月曜日と火曜日天草中何も動けなかった、学校も休みでした。
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今日やっと倉岳に行って、登ろうとしたら途中までしか登れませんでした。
明日また行ってみます!
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九州南部の吉松フライトエリアの北西側、XCのポテンチャルの素晴らしい「国見山地」と言う山脈が広がります。
最高峰は十曾岳(998m)、それ以外800-900mを越えている山々が多い。しかし、その大部分の地形は「山」と
言うより「高原」のようになっています。吉松から山脈を越えれば水俣までのXCが出来るし、O&Rのフライトも
非常に進める。西向きスロープが多いなので、午後・夕方、優しい西風が吹いている時がベストチャンス。西側に
位置する大口の盆地、北側にある人吉盆地、東側にあるえびの盆地の間ですので、特に夕方、色んな風と
コンバージェンス現象も発生し、フライトの面白さが増える。
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「間根ヶ平」と言う山はこの山地のおよそ中心部に位置し、キーポイントになっています。形の余り無い山地と
違って、魚野TOからでもはっきり見える独特のリッジの姿をしている。この画像は大体南向の眺めです(吉松
付近が後ろに見えます)。山地ほとんどで森が深く、上空を飛ぶと高度が低く成ったらランディングの場所は問題に
成りますので、高高度(1300m+)で渡らないといけない。でも、間根ヶ平は比較的に西へのスロープが急で、
国道267号線が通る谷とその底の田んぼもある程度近く、ここだけ山と同じぐらい高さ(900m)になっても安全
でしょう。しかも、普通にとてもいいサーマルが発生します。画像に載せた軌跡は私の三本のフライトの軌跡なのに、
それぞれの形が良く似ている。ポイントは、サーマルがかなり傾いていますし、リフトのあるゾーンが非常に狭い。
その結果で当たりにくい、センタリングしにくいものですが、うまく出来れば1サーマルで山からトップまで
上がれます。大事なのは、リフトに当たるため、現在高度による自分の位置をアドジャストしないといけません。
例えば、1500m+だったら、かなり北東へ下がったところで探す。低くなるほど、南西へ移動しないとリフトが
見つからない。山を粘るなら、新しい(まだ工事中の)、結構目立つ林道のところで、山の西スロープを粘らなきゃ。
ここで失敗しても、国道の谷を使って安全なランディングまで届くかもしれません。
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同じシーンを東から西向きで見えます。後ろに盆地の中の大口の町が広がっています。
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南西から北東への眺め。後ろは人吉市。この角度から見るとサーマルゾーンの横幅も狭いと分かってくる。色んな
日のフライトデータですので、風の方向が少し異なりますが、サーマルが一般的にリッジと平行的に流れていますね。
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現在天草大雨、洪水、暴風、波浪警報、雷、高潮注意報
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福岡空港から帰り途中、台風のため倉岳の吹き流し6本山から回収。0時から1時40分まで、暗くて、雨と暴風・霧で面白かった。写真は回収ポイント・椎茸ファームの周辺。
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現在本渡の気圧は960hPa、非常に低い!台風の中心はここから南東方向、20km 前後。
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12日のフライトは中々満足しました。ビッグフライトじゃなかったが渋いコンディションで仕事の時間制限もあって、作戦を一度でも間違ったらアウトだった。でも、倉岳エリアのクラシック作戦を使いトップアウトできて、結果は栖本までのミニクロカン。ちなみにこの上がり方の作戦は2-3年前倉岳を教室にした時河内塾長が塾生に良く教えてくれました。今度のXアスロンでも役に立ちますので、もう一度説明しましょう。
ほかのエリアと比べて、倉岳の複雑な地形と弱いリッジ風と狭いサーマルの幅は典型的で九州でも唯一でしょう。渋くても、リフトを探すためダイナミックな動きが必要。うまいフライヤーは山を早くクリアーして雲低で遊んでいるが、中級のパイロットは一回も上がらず撃沈のことが倉岳で普通です。どうしてでしょう。主な理由は、上がる場所があるけど、幅が狭くて、その右・左・上・下も、リフトの制限があるなので、ポイントげ上がるとすぐ次のポイントに移動しなきゃ。下がったら同じく、チャンスを失わないように、別の(低い)ポイントでチャンスを狙わなきゃ。ラッキーなことで、倉岳でそう言う低いポイントが数ヶ所あります!
12日のフライトの前半の軌跡を見ながら説明しましょう。テイクオフするとある程度すぐそこでリフトがあったので、しばらくTOの手前のエイト繰り返し。しかし、ちょっとするとTOの下の車道のヘアピンカーブ(標高370m)まで下がっかったので次のポイントは延命リッジまで東へ。しかし、ここもリフトを感じなくて、高度はすでに制限(360m)に近いので延命をバイパス。次のチャンスのヘリコプターリッジで少しリフトがあったからエイトしたが、すぐ高度制限320mになり、東へ流すしかなかった。こちらは岩壁の「鬼岩」まで伸びる「ラストチャンススロープ」。300m以下でもいいリフトの確率が多い。岩壁より低くなったら失敗ですが、メインLZはすぐ下!
ところで、こんな低い所で何故高い所よりリフトあるの?三つの理由があります。1:山のスロープは60度から90度までの岩壁で、その隣に風が垂直的に吹いている。2:棚底町から温まった空気が普通の南や南南西の風にぴったりここまで流されます。3:倉岳と米山の間のリッジが520-682mでかなり高いが、こちらのトップが380mほど。高い山は風をブロックしているが、こちらの低い所で風がある程度吹き抜けているので、吸い上げが出来ます。不思議な、他のエリアで良く見えない現象でしょう!
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とにかく、12日のフライト、ラストチャンススロープでやっとキープをし始めました。しばらく上がらずアグレシブにスロープの近く粘るとちょっと沖側サーマルを感じたので、回して上がった。しかしリッジをクリアーする(高度400m)と吹き抜けにはまってサーマルも失った。次の作戦、素早くヘリコプターのリッジへ戻る!するとサーマルがなかったが高度が中々下がらないので延命まで延ばしてエイトで少しずつ上がってきた。ところで、テイクオフの直後通った同じ場所だったが、その時リフトが無かった!やっぱりタイミングのことも有ります。(風を読めるため延命リッジの標高420m地点で吹流しが設置します)。550mほどまで上がると米山へ、ちょっとするとトップアウト!でも、こちらもリッジの上にも吹き抜け。(もうちょっといい時、雲低までのサーマルもあります。)
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米山のリッジをトップアウトするとそれ以上上がらない時、次は「東屋」へ。駄目だったら、米山に戻るか、さらに西への480mのヘアピンをトライする。(米山へ簡単に戻るが、ヘアピンで失敗したら、TOの高さまで下がってフライトのリセットです!微妙な判断です。)当時汗かいたけど、ヘアピンでなんとなくリフトを掴んで少しずつ「駐車場580m」まで上がった。いい時ここもサーマル発生ポイントですが、無かったら素早く倉岳山頂のスロープへ。勿論、天草の最高峰なので、ベストのサーマル元です。当時800mしか上がらない、時間も切れていたので、矢筈嶽へ。それから五月雨滝・栖本河童温泉LZ。Xアスロンなら、倉岳で800mあれば、矢筈パイロン・五月雨パイロン・ビーチLZまで平気に届きます。
この作戦、かなり細かいですが効きます!上がる場所とその高度制限を暗記知っとこう!
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フライトの後半。五月雨を通って、「ツインバレー」の上空。LZまでのL/Dは厳しいが、海風の弱いダイナミックリフトで(ぎりぎり)行ける。
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ランディングの1分前。