SatOhさんから質問がありました:
「由布岳西斜面へ回った時はどんな考えで行ったのですか? 普通、一般フライヤーならローター域で侵入したくない箇所なのだが、
西斜面だから突っ込んだ? 西斜面で陽射しがあったから由布岳西斜面へ行ったのですか?」
SatOhさん、その通りです。XCの日の風の本流が北東でしたので、山の西及び南西側が風下・リーサイドの状態でした。山の両側
から南西側へ回り込んだ風がコンバージェンスを起こします。秋シーズンの陽射の角度がなるべく南に傾いているので、
このコンバージェンスゾーンの当たりを最も強く当たるなので、この辺がサーマルが一番出安い状況。
ルートのプランニングの時でも、そう言うふうになるかな思っていた。山の北東側リッジ風が取れるが上がらない、上がるため
にリーサイドに入らないといけないだろうと思った。実は、かなり難しく、撃沈の恐れが高いと期待した。
画像に少し説明のグラフィックを入れました。由布岳の作戦が以下の通りでした。東側(鶴見岳)からアプローチして、先ずは
東斜面で上がるかどうかを確認。するととうしても海抜1400mまでしか上がれなかった。(山の高さは1583mです)。次は、陽射が
当たる南側から回り込んでみる。風が山のスロープに平行で、進むほど荒れてきたが、それに混ぜ込んだサーマルもある
かなと思って探した。サーマルがあったが、余りにも風にやられて、荒れたサーマリングで又1400mを超えれない状態。もっと
西へ進んだが、ここはシンク帯。越えたらリーサイドサーマルが有るかもが、撃沈の恐れもあったから、先ずはリッジ風の当たる
山の北側を探検しようと決めた。(データを見ると、Uターンした場所がサーマル帯からわずかな200mだった!)北斜面で
風がスムーズ、景色も最高の楽しいクルージングだったが、全然上がらない状態。よさそうな北尾根で5分ほど何かが来る
のを待っていたが、駄目だった。(下は急な斜面、そして高速道路が通る高原もあり、夏なら、こちらからでも上がると思います
が、多分秋は陽射と斜面の間の角度が厳しすぎる。)しょうがなくて、西斜面を回りこんで、今回間違いなくリーサイド
サーマルの探しに行った。南斜面と同じように、進むほど風が荒れてきて、シンクも増えた。南へ行き過ぎて突然反対側から
回り込んできた東風に当たり。コンバージェンスを探しに素早く西へターン。荒れた空気で沈みながら、再び北側からの風に会った。
何時も風下へコースをアドジャストしながら、突然ビッグサーマルヒット!上がりながら、山へのドリフト。リーサイドの風が南西
でした。ところで、サーマルの中、全然荒れていなかった。そのまま由布岳トップアウト、1800mまで。タイミングが
丁度よくて、小さいサーマル雲も発生した。
多分、由布岳より鶴見岳の作戦のほうが面白かったので、一言を言います。大平山を出て、その南側でサーマルを拾って、余り高く
上がらなかったが鶴見方面へドリフトして、その南東斜面にあるコブでちょこっと待って別のサーマルを拾って、ロープウェー
を越えたまでドリフト。このところ高度1200mが、もう雲低より高かくのに、鶴見はまだまだトップアウトできない。ここで
難しい判断:1)このまま由布岳や低いサーマル雲が広がっている南東側へか、2)鶴見へ戻ってリッジ風で上がる?
オプション(2)を選んで、フルアクセルで鶴見の北東斜面へ1000mの高度で到着。(1)のオプションだったら、撃沈だろうかな。
リッジ風と弱いサーマルで鶴見の頂上までギリギリたどり着く。はっきり雲と逆転層のかなり上、由布方面大きなブルーホール。
リッジでうろうろしながら次はどうしようと悩んでいた。結局、鶴見と内山の間の隙間を通り、シンクとローター帯へ。一分程我慢
するとかなり山から離れた所で大サーマルヒット!こちら側の空気の質が海風と大きく違って、乾燥していて、強いサーマルが有ったが
雲が出ない!ローターを越えたら風は南西か南で、そのまま1600mまで上がり、上がったとき小さいサーマル雲も現れた。当時の判断
の難しさ:鶴見の南側(ロープウェーの上空)から風下、低いけど雲もあるしローターが無い。鶴見の西斜面のオプションは、一回
越えたら戻れないリッジの隙間を通って、ローターとシンクゾーンに入って、ブルーホールを目指すのに、このオプションが正解
だった。
やはりXCをすると違う飛び方が要る。パラグライディングの有名な人物ブルース・ゴールドスミス氏が、「それぞれのサーマルが
リーサイドで生まれたものです」(All thermals start in the leeside.)と言ったことあるそうです。なので、時々ローターゾーンに
進入することしかない。勿論、安全も考えないとい。その日の3-4mの風、余り斜面に近づかなかったらと何とか行き越えるだろうと
思いながらやった。勿論、アクティブパイロティングなどのスキルも必要です。普通のエリアでの荒れた風の日、飛ぶやりがい・自身・
スキル・安全性の判断力の足りないパイロットが、XC途中でこんなワイルドな場所で同じような事をするのを止めたほうがいいでしょう。
「由布岳西斜面へ回った時はどんな考えで行ったのですか? 普通、一般フライヤーならローター域で侵入したくない箇所なのだが、
西斜面だから突っ込んだ? 西斜面で陽射しがあったから由布岳西斜面へ行ったのですか?」
SatOhさん、その通りです。XCの日の風の本流が北東でしたので、山の西及び南西側が風下・リーサイドの状態でした。山の両側
から南西側へ回り込んだ風がコンバージェンスを起こします。秋シーズンの陽射の角度がなるべく南に傾いているので、
このコンバージェンスゾーンの当たりを最も強く当たるなので、この辺がサーマルが一番出安い状況。
ルートのプランニングの時でも、そう言うふうになるかな思っていた。山の北東側リッジ風が取れるが上がらない、上がるため
にリーサイドに入らないといけないだろうと思った。実は、かなり難しく、撃沈の恐れが高いと期待した。
画像に少し説明のグラフィックを入れました。由布岳の作戦が以下の通りでした。東側(鶴見岳)からアプローチして、先ずは
東斜面で上がるかどうかを確認。するととうしても海抜1400mまでしか上がれなかった。(山の高さは1583mです)。次は、陽射が
当たる南側から回り込んでみる。風が山のスロープに平行で、進むほど荒れてきたが、それに混ぜ込んだサーマルもある
かなと思って探した。サーマルがあったが、余りにも風にやられて、荒れたサーマリングで又1400mを超えれない状態。もっと
西へ進んだが、ここはシンク帯。越えたらリーサイドサーマルが有るかもが、撃沈の恐れもあったから、先ずはリッジ風の当たる
山の北側を探検しようと決めた。(データを見ると、Uターンした場所がサーマル帯からわずかな200mだった!)北斜面で
風がスムーズ、景色も最高の楽しいクルージングだったが、全然上がらない状態。よさそうな北尾根で5分ほど何かが来る
のを待っていたが、駄目だった。(下は急な斜面、そして高速道路が通る高原もあり、夏なら、こちらからでも上がると思います
が、多分秋は陽射と斜面の間の角度が厳しすぎる。)しょうがなくて、西斜面を回りこんで、今回間違いなくリーサイド
サーマルの探しに行った。南斜面と同じように、進むほど風が荒れてきて、シンクも増えた。南へ行き過ぎて突然反対側から
回り込んできた東風に当たり。コンバージェンスを探しに素早く西へターン。荒れた空気で沈みながら、再び北側からの風に会った。
何時も風下へコースをアドジャストしながら、突然ビッグサーマルヒット!上がりながら、山へのドリフト。リーサイドの風が南西
でした。ところで、サーマルの中、全然荒れていなかった。そのまま由布岳トップアウト、1800mまで。タイミングが
丁度よくて、小さいサーマル雲も発生した。
多分、由布岳より鶴見岳の作戦のほうが面白かったので、一言を言います。大平山を出て、その南側でサーマルを拾って、余り高く
上がらなかったが鶴見方面へドリフトして、その南東斜面にあるコブでちょこっと待って別のサーマルを拾って、ロープウェー
を越えたまでドリフト。このところ高度1200mが、もう雲低より高かくのに、鶴見はまだまだトップアウトできない。ここで
難しい判断:1)このまま由布岳や低いサーマル雲が広がっている南東側へか、2)鶴見へ戻ってリッジ風で上がる?
オプション(2)を選んで、フルアクセルで鶴見の北東斜面へ1000mの高度で到着。(1)のオプションだったら、撃沈だろうかな。
リッジ風と弱いサーマルで鶴見の頂上までギリギリたどり着く。はっきり雲と逆転層のかなり上、由布方面大きなブルーホール。
リッジでうろうろしながら次はどうしようと悩んでいた。結局、鶴見と内山の間の隙間を通り、シンクとローター帯へ。一分程我慢
するとかなり山から離れた所で大サーマルヒット!こちら側の空気の質が海風と大きく違って、乾燥していて、強いサーマルが有ったが
雲が出ない!ローターを越えたら風は南西か南で、そのまま1600mまで上がり、上がったとき小さいサーマル雲も現れた。当時の判断
の難しさ:鶴見の南側(ロープウェーの上空)から風下、低いけど雲もあるしローターが無い。鶴見の西斜面のオプションは、一回
越えたら戻れないリッジの隙間を通って、ローターとシンクゾーンに入って、ブルーホールを目指すのに、このオプションが正解
だった。
やはりXCをすると違う飛び方が要る。パラグライディングの有名な人物ブルース・ゴールドスミス氏が、「それぞれのサーマルが
リーサイドで生まれたものです」(All thermals start in the leeside.)と言ったことあるそうです。なので、時々ローターゾーンに
進入することしかない。勿論、安全も考えないとい。その日の3-4mの風、余り斜面に近づかなかったらと何とか行き越えるだろうと
思いながらやった。勿論、アクティブパイロティングなどのスキルも必要です。普通のエリアでの荒れた風の日、飛ぶやりがい・自身・
スキル・安全性の判断力の足りないパイロットが、XC途中でこんなワイルドな場所で同じような事をするのを止めたほうがいいでしょう。