kurogenkokuです。
469冊目は・・・。
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ビジネスマンのための「行動観察」入門
松波 晴人 著 講談社現代新書
最初は著者の支援事例集か・・・、なんて飽きるような内容でしたが、読み進めているうちにコンサルティングの現場において有益な情報の多い良書と感じるようになりました。
特に飲食業や工場の生産性の話は参考になります。
本書のポイントを端的に表すページがありました。
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私たちは通常n数を膨大には取っていない。というのは仮説があった上でそれを検証するのであればn数が多いのに越したことはないが、サービスにイノベーションを起こすためには、まず「何が課題か?」「どうすれば解決できそうか?」という「仮説を生み出すこと」のほうがはるかに重要だからである。
仮説を生み出すためには、n数が多いことよりも、どれだけ深く現場の実態を知り、人間の行動を知ることができるか、ということが重要である。
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行動観察とは現場を知ることで仮説を生み出すことと置き換えるとしっくりします。
それを押さえた上で事例を読むと理解が進むのではないでしょうか。
【目次】
第1章 行動観察とは何か?
第2章 これが行動観察だ
1 ワーキングマザーの隠れた欲望
2 人でにぎわう場の作り方
3 銭湯をもっと気持ちのいい空間に
4 優秀な営業マンはここが違う
5 オフィスの残業を減らせ
6 飲食業を観察する
7 達人の驚異の記憶術に学ぶ
8 工場における生産性向上と品質向上という古くて新しいアプローチ
9 元気の出る書店を作ろう
第3章 行動観察とは科学である
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