最近、テレビ番組の質が落ちたよねと言われますが、中には良い番組もあるものです。
どうもkurogenkokuです。
「ねえねえ、面白い番組があったから録画しておいたよ」とヨメに言われ視聴したのがこれです。
「奇跡のレッスン 最強コーチが導く 飛躍の言葉」
http://www4.nhk.or.jp/wonderlesson/
あるジャンルにおける世界トップレベルの指導者が、日本の子どもたちに向き合う1週間の特別レッスン。
たった1週間という時間で、子供たちに飛躍するためのヒントを与えます。それが何なのか、指導者の「言葉」からコーチングとは何かを学ぶことのできる素晴らしい番組です。
kurogenkokuが見た2話にはそれぞれ「フットサル」と「テニス」の指導者が登場しました。
今回登場したのはいずれもスペイン人。
ひとりはフットサル元日本代表監督のミゲル・ロドリゴさんです。
まず子供たちの練習を見て「日本人はなぜ大人がすぐに答えを出してしまうのか。子供たちに考えることをさせていない。」ということに疑問を持ちます。失敗するとすぐにプレーを止めて、子供たちのもとに駆け寄り、いまのシーンを再現し、もう一度考えさせる。どうしても答えがわからなければ、複数の選択肢を用意し、考えさせる。そのうえで「失敗は最高の教科書なんだ」と子供たちに伝え、決して子供たちを叱らない。
もうひとりはスペインテニス協会育成部門の総責任者ダビッド・サンズ・リバスさんです。
テニスは自分を信じるしかないスポーツという前提に立って、「自分考える」トレーニングを徹底していました。やはりここでも「大人は解決法を与えてはいけない。自分で考えるんだ。」というメッセージを繰り返していました。ある男の子の足りないところを改善するため、同じテニスチームの中からその子にとって適切な対戦相手を見つけ、練習させる。「いまのゲームで何が良かったと思う?」と問いかけ、自信を持たせる。
ふたりの指導に共通していたのは「自分自身で考える。大人はすぐに答えを出さない」ということです。育成期には結果は求めず、むしろプロセスを学ばせる。
コーチングというものを根底から考えさせる、良質な番組です。
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