kurogenkokuです。
昨日で2日間の研修が終わりました。
午前中はグループディスカッションの続き。
それぞれの商工会議所の取り組みを共有し参考になった事例を抽出。今後の経営支援の在り方を議論し発表しました。
そして午後。
この研修で胸に突き刺さった(いまの認識を改めさせられた)のが、東日本大震災で被災された仙台商工会議所の発表です。
「行政が踏み込めない地域にもいち早く徹底してきめ細かな巡回をしたことにより、それが被災企業に勇気を与え、会員が減少するどころか増加に転じた」という話の奥には、会員のニーズを正しく捉え地道にそれに応えていく、それが自然と商工会議所の評価につながっていくという、当たり前ではあるけれど我々が最もできていないところなんじゃないかと痛感しました。
また商工会議所が進めてきた遊休設備等のマッチングプロジェクト。
被災企業に低利で融資するといっても、過去の債務が消えるわけではないので事実上無理です。そこで新たな設備投資資金を必要としない遊休設備等の提供が非常に効果的であるし、今後もまだまだ必要としていることを再認識しました。
【商工会議所被災事業所復興支援プロジェクト】
http://www.sendai-tohoku.com/
その他ではパネルディスカッションも行われました。各務原商工会議所(岐阜)、京都商工会議所、広島商工会議所の取り組みが紹介されました。
⇒時間が短かったのと大局的な話が多かったので、もう少し経営支援に突っ込んだ話が聞けたら良かったというのが正直な感想です。
長い商工会議所の歴史の中で全国の経営指導員が一堂に会して研修を行う機会がなかったことが不思議なくらいです。商工会に所属しているときから他地域との情報交流を進めてきましたが、あらためてその必要性を感じました。
次回の開催地は未定ということですが、ぜひ参加してみたいと思います。
結びに。
これだけの会を準備・運営いただきました日本商工会議所と京都商工会議所の皆さんには心から感謝いたします。
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