今日は秩父で仕事。なのに帰宅が遅くなりそう・・・。
どうもkurogenkokuです。
昨日は「中小企業の成長経営の実現に向けた研究会」に参加、全5回の非常に密度の濃い研究会が終了しました。報告書を取りまとめいただきました中小企業庁企画課の皆様、本当にお疲れさまでした。これをまとめるのは大変な作業ではなかったかと思います。
「はい」か「YES」か「御意」というひと返事で委員を引き受けてしまったこの研究会ですが、「売上高100億円」を目指す企業を輩出するにはどうしたらよいかという、壮大なお題目がありました。kurogenkokuの支援の範疇を越えたターゲットです。どうしたらよいだろうか。そんなときふと「kurogenkokuに足りていないところや公的支援の限界を基準に考えれば答えが見えてくるのではないか」と思うようになりました。結果としてくそれが正解だったと思います。
例えば、これだけ大きな企業を目指す経営者に対して我々の助言やアドバイスが心に響くのか。多少はあるとしても、十分ではないと思います。それよりも実際「売上高100億円」への成長を成し遂げた経営者の声のほうが心に響くし、そこを目指したいと思うようになるでしょう。そのような仕組みをつくり、潜在的に成長可能性のある経営者を見つけ、一気にそのステージに押し上げる。
また我々のような公的支援では、定型化された手堅いアドバイスは行えますが、それだけでは「売上高100億円」規模の企業に成長することはまずありません。「手堅さ」に加え「創造性」であったり「価値の創出」であったり「ポジショニング戦略」であったり、なかには「野心」などいろいろな要素が必要になってきます。
座長の沼上先生のマネジメントはとてもよかったです。この分野の大家でありながら、委員の声を引き出し、まとめるのがうまい。委員の先生の発言も示唆に富んでいて、kurogenkoku自身にとって得るものの多かった研究会でした。
話は変わり、先週は「中小企業のイノベーションの在り方に関する有識者検討会」が閉会しました。どちらかというと成長に向けたシーズのある企業が対象ですが、こちらについても面白い仕組みができそうです。6月末の中小企業政策審議会を通過すれば、本件が動き出します。今後がとても楽しみです。
研究会、検討会が終わり、ほっと一息つきたいところですが、別のところから「無形資産の見える化」といった、新しいお題目もいただきました。難しいです(笑)