モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

【915冊目】知識だけあるバカになるな!


kurogenkokuです。
915冊目は・・・。

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知識だけあるバカになるな!
仲正 昌樹 著  大和書房


著者は政治思想史、比較文学を専門とする大学教授です。本書は非常に奥が深く、勉強になります。

教養とは、「考えるための手がかり」「考えるための道具」であるという説明に納得。知識(雑学)を並べても、結局は「自分事」として、それをどう理解し、どう活用するか考える力が無かったら、知識なんて無いのと一緒です(といったら言い過ぎですね)。
本書であらためてそうだなと思ったのが、「私たちの考えていることの大部分はもともとコピペ」だということ。完全オリジナルな言葉の使い方をしていたら、そもそも第三者に意味が伝わることなんてないですし、こうしてブログを書いているkurogenkokuも、「過去に仕入れ蓄積された情報をヒントに、自分の目の前で起こっていることを自分なりに考えて記事にしている」わけで、蓄積された情報を何らかのヒントや判断基準にしているという点ではコピペなのでしょう。


また、第2章で取り上げている「二項対立の愚」も非常に参考になります。
是非ご一読を。


【目次】
第1章 疑うことから知の方法は始まるが、「正しく疑う」ことの難しさについて
第2章 今の日本で大勢を占めている「二項対立」思考の愚について
第3章 ありきたりな言葉でなく自分の言葉をつかむための「教養」のススメ

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