kurogenkokuです。
昨日、今年度1件目の経営革新計画承認申請を済ませてきました。社長と同行しプレゼンテーションしてきたのですが、感触が良かったのでまず大丈夫でしょう。
ちなみに今回の企業は「マル経」の申し込みをきっかけに経営革新計画作成まで持っていきました。「マル経」の推薦書に課題解決策までうたっておいたので、その内容をビジネスプランに落とし込んだだけです。事後フォローとして経営革新計画の承認を目指すというのも斬新な事例ではないでしょうか。
経営革新にチャレンジした企業から良い評価をいただいているので、今年度は同じような企業をどんどん増やし、会員企業を元気にしていけたらと思っています。
ところで経営革新計画というと計画のレベルが高いとか低いとか、そこばかり見る方がいます。実際私の支援した企業のビジネスプランでは「えっ、これで承認?」なんてのもあります。
経営革新計画はビジネスプランの「凄さ」を競うものではありません。新規性といっても「その企業にとって新たな取り組み」であればいいのです。
ISO取得など一般的な取り組みはもちろんNGですが、逆にそこまで行かなくてもまあ5社に1社くらいしか取り組んでないことであれば十分に経営革新計画の承認に足ります。
新規性と並んで重要なのは実現性です。つまりその企業にとって実現可能でない計画は「絵に描いた餅」になります。新規性と実現性を両立した計画作成支援ができるかが、診断士の腕の見せ所です。
経営革新支援において自分はまず既存事業を大切にします。
経営革新計画の承認は以下で把握されます。
①「付加価値」又は「一人あたりの付加価値額」の伸び率
②「経常利益」の伸び率
いずれの伸び率についても既存事業と新規事業の合算で評価しますので、既存事業を疎かにするのは賢明ではありません。
あらたなアイデアの創出もそうです。
ベタですが「アンゾフの成長ベクトル」なんてのも非常に活躍してくれます。
①既存のお客さんに提供できる新しい製品・サービスはないか?
②今の製品を別のお客さんに売る方法はないか?
これだけでも経営革新のアイデアはどんどん出てきます。
加えるなら
③今の商品をつくるのにもっと儲かるつくり方はないか?
④今の製品を売り出すのにもっと儲かるやり方はないか?
以上で十分です。
診断士の1次試験の申し込みが始まりましたね。
ここで学んだ知識は実務できっと役に立ちますので、具体的なコンサルイメージを描きながらどんどん吸収していってください。
P.S
昨晩はインターネットに関する会議。終了後、ちょい飲みしました。
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