kurogenkokuです。
先日支援先企業より「ところで経営革新って何ですか?」という質問を受けました。
実は自分の場合、経営革新支援の導入部分で「経常利益の伸び率」や「付加価値額の伸び率」「一人当たり付加価値額の伸び率」など経営革新の承認要件を説明することはあまりありません。「会社を元気にするために、一緒に事業計画を考えましょう」、このくらいに留めておきます。
現状を正しく認識し、経営課題を抽出して、課題解決策を考える。その課題解決策が企業にとって新たな取り組みであればよいわけです。事業計画書と申請書の作成が終わりひとつひとつの積算根拠を確認した後、最後に別表3の見方を説明します。ですから最後に承認要件を説明することになります。
最終的に理解していただければそれで良いと思っています。
そんな調子でやっているものですから、最終日に「ところで経営革新って何ですか?」とか質問を受けてしまうわけです。。。
そんな時は
・一緒に考える過程でやるべきことが明確になってきませんでしたか?
・どのくらい売上を上げれば(コストを下げれば)資金繰りが順調になるかわかりましたよね?
・相談前と比べて、やっていく自信がわきませんか?
なんて質問をすると「そう言われてみればそうだよね」という答えが返ってきます。
当会議所の場合、経営革新承認企業の声の中で「低利融資」をあげる企業は少ないのが特徴です。最も多いのが「やるべきことが明確になった」という声です。
補助金や低利融資といった法律上の支援措置を使わなくとも、取り組んだことそのものにメリットを感じていただけるのが、支援側にとっての醍醐味だと感じています。
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