経営革新ではフォローアップが大切だということを書きました。
【承認後のフォローアップが大切】
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/3007.html
埼玉県の場合、経営革新承認企業がフォローアップ支援の申し込みをすると無料で専門家派遣が受けられます。
私だけでなくいろいろな専門家のアドバイスを聞いたほうが良いと思っていますので、承認企業にはなるべく申し込むように勧めています。
ところが先日。
とある業種のフォローアップにおいて、先生がその業界の資料を持ち出して「この価格は標準に比べ安すぎるから値上げ交渉しなさい」と一言。
自分はそこに立ち会っていなかったのですが、後日、帯同した埼玉県の担当者からその報告を受けました。先生がアドバイスをした内容を聞いて「これはまずいぞ」と思った矢先、支援先から「値上げ交渉をした結果、取引を見合わせたいといわれてしまった」と電話がありました。
確かに値上げに成功すれば良いのですが、自分が支援した際、そこは相当に難しいと判断しました。
それでも貢献利益は生み出していますので、それはそれで良いと考え、その経験や取引実績から別の市場を開拓するという経営革新計画だったのですが・・・。
⇒事例がアバウトすぎてすみません。。。
業界平均という一般的な指標で、その事業所や地域特性、現在おかれている状況などを無視したアドバイスになってしまったことが反省点として挙げられますが、少なくとも当所の職員を帯同させていない我々にも責任があったのではとも感じています。経営革新計画の狙いを先生にしっかりお伝えしていればこんなことにはならなかったのではないかと。
また誰を専門家としてお願いするかという点についても事前に県と折衝しておくことも必要だ感じました。
p.s
今回の件を事業主が「良い勉強になった」と前向きに捉えていただいた点が救いでもあります。
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