ZZR1400 ローダウンキット MSL

　
男としては身長167cmと、小柄な俺の場合、
ZZR1400の足つきは、踵が４～５cm程浮く。

ソロでの乗車は　全然問題ないのだが
タンデムをすると、路面の凹凸によっては停車時辛いときがある。

基本的に殆んどの道路は、
緩やかながらも、登りか、下りの坂道になっているわけで
当然停車時はブレーキを掛けている。
一人の時は、Rブレーキ踏んで、上半身のストレッチだろうがなんだろうが
自由に出来るけど、さすがにタンデムで片足停車しているときに
パッセンジャーが不意に動いたりすると、ヒヤッとする。

かと言って、いちいち「今は動かないでくれ」と言うのも嫌だし
パッセンジャーには、できるだけ自由に、
できるだけ楽にバイクを楽しんでもらいたいという主義なので
思い切ってローダウンキットの装着に踏み切った。




購入したのは、関東では有名なMSLゼファーさん。
(日本で一番有名なカワサキ店かも…)

製品がなかなか完成しなかったことと、予約待ちで、
結局２００６年８月２０日に取り付け。
随分前から予約していたこともあって、これでも結構早くに取り付けてもらった方だと思う。

ローダウンキット　 17,640(税込)
ショートサイドスタンド　 16,800(税込)
工賃　 10,500(税込)
合計　 44,940(税込)

ローダウンキットを装着すると、純正サイドスタンドでは長くなってしまうので
ショートサイドスタンドも併せて購入。




ローダウン値は-3cm。
たかが3cm、されど3cm。
効果は大で、ソロでも踵が付くか付かないかという足つきになった。
タンデム時は、両足とも踵が着くことが多いかな。

５諭吉とは行かないものの、結構痛い出費だよなぁ。
まあ、安心料という事で…(笑)

肝心の乗り味はというと、当然変わります。
変わるといっても、若干ですが…

一番変わるのが、やはりコーナリング。
ノーマルより多少積極的な体重移動が必要な感じかなぁ。
バンク角も当然多少なりとも浅くなっているわけだけど…
その分、直進安定性は、若干上がった気がします。
あと加速時も、マシンを押さえ易くなったかなぁ…、多少ね。

俺的には、意外と好きな乗り味かも。

高い位置からヒラリヒラリとさせるのが好きな、SS乗りの人にとっては
ライディングのベクトルが逆方向に寄るので、
あまりお勧めはできないなぁ。
特に峠最速を目指しているような人にはね。




外観の変化は、画像を見比べてください。
全く同じ角度からの写真じゃないので、わかりづらいですが
フェンダーとタイヤとの隙間を見れば、感じがわかるかもしれませんね。




ローダウン化を考えている人がいるかもしれないので、注意を一つ。
他のメーカーからも同様のリヤサスリンクが出ていて、中には-6cmというものもあるけど、
これはドラッグレースなどのロングスイングアームを前提としている寸法なので気をつけてください。
普通に-6cmもリンクだけで車高を落とすと、干渉するので気をつけてね。