サカつくEU、4年目を迎えたトレントCalのシーズン開幕プレビューです。
2008年から指揮を執るブアデス監督のもとで着実に力を付け、昇格2年目の昨シーズンは7位入賞。ヨーロピアンカップの出場権も獲得し、世界ランクも334位→286位に浮上。フィオーレ(フィオレンティーナ)を押さえセリエAアシスト王に輝いたアルベやセルビア・モンテネグロ代表FWラゾビッチ、ベテランのサビハヒブといった国外のタレントとセリエA得点ランキング3位のFWソッレンティーノやDFパスクァルといった国内のタレントをうまく融合させたトレントCalはオーソドックな4-4-2Bをベースにソリッドなカウンターサッカーを展開する。
人材のダブつきという問題を抱えた中盤、安定感を欠くディフェンス陣といったネガティブな問題を抱えるが、即戦力として元クロアチア代表のベテランCB、R・コヴァチをユベントスから獲得して昨シーズンの42失点を改善できれば、今シーズンも苦しまずに残留することも可能だろう。
スタメンは、
GK
1 シェファー(GER/オーソドックス、キャプテン)
DF
3 フリューレン(NED/守備的サイド)
15 クリズペラ(GER/スイーパー)
6 R・コヴァチ(CRO/スイーパー、今シーズンユベントスから加入)
23 パスクァル(ITA/ストッパー)
MF
8 フォリオ(ITA/クラッシャー)
17 エスポジト(ITA/カバーリング)
19 ペッレ(ITA/サイドアッタカー)
11 アルベス(BRA/シャドーストライカー)
FW
9 ラゾビッチ(SCG/飛び出し)
21 ソッレンティーノ(ITA/ムービング)
サブは、
GK
12 アントネッリ(ITA/リベロGK)
DF
2 ブレヴィアリオ(ITA/守備的サイド)
5 ドニ(ITA/なし)
13 ベルガメッリ(ITA/センターバック)
24 山田 貞則(JPN/なし、ユースから昇格)
MF
4 ロレンツィ(ITA/ダイナモ)
7 ライモンディ(ITA/サイドアッタカー)
18 リオス(ARG/切り込み、ユースから昇格)
20 コスタ(ITA/プレイメーカー)
25 サヒン(TUR/プレイメーカー)
FW
10 サビハヒブ(IRQ/飛び出し)
16 バッカラ(ITA/ウィング、ユースから昇格)
27 ヴィクトル(BRA/ポストプレイヤー、ユースから昇格)
続いて今シーズン注目の選手を10人ピックアップ。
フリューレン 3 NED DF(守備的サイド)・・・過去2シーズンCBを務めたが、コヴァチの加入で今シーズンは右SBにコンバート。
R・コヴァチ 6 CRO DF(スイーパー)・・・バイエルン、ユーベと名門クラブでタイトルを獲得してきたベテランCB。守備陣のリーダーとして期待。
パスクァル 23 ITA DF(ストッパー)・・・効果的な攻撃参加で昨シーズンは5得点をマーク。
フォリオ ITA 8 MF(クラシャー)・・・人材がダブつく中盤の底で、シーズンを通してレギュラーを務めたインコントリスタ(潰し屋)。
アルベス 11 BRA MF(シャドーストライカー)・・・昨シーズンセリエAアシスト王に輝いたレフティーのファンタジスタ。
ラゾビッチ 9 SCG FW(飛び出し)・・・アシスト能力にも優れたセルビア・モンテネグロ代表FW。
サビハヒブ IRQ 10 FW(飛び出し)・・・35歳になったイラク出身のベテランFW。
ソッレンティーノ ITA 21 FW(ムービング)・・・ミランのシェフチェンコを彷彿とさせる万能型FW。空中戦にも優れ、昨シーズンセリエA得点ランキング3位に輝く。