眠むの木の今週のひとこと

京都の布団屋のブログです
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綿わたお布団の良い所

2006-09-04 17:59:18 | お知らせ
前回は羽毛布団の話でしたが、
今回は綿わたのお布団の話を…

前回と同じく、ボンニュイvol.38を参考とし、
一部抜き出し、要約いたしました。

綿ふとんは江戸時代後期から庶民の布団として使われ始め、
特に第2次世界大戦前後は、綿わたの不足や、
家財の焼失などに見舞われ、綿布団は貴重品でした。

今でも、ご年配の方たちが綿わたを大切に思うのは、
その頃の経験によるところが大きいようです。

●綿わたの根強い人気の理由

綿布団はもともと、掛け、敷き両方作られてきましたが、
掛けふとんは合繊や羽毛など軽い素材が使われるようになりました。
しかし、綿の敷き布団は、依然として根強い人気を保っています。

綿わたは少し重量があり、布団の上げ下ろしが大変なのと、
放湿力が乏しいので、頻繁に日に干す必要があるのですが、
その欠点を補うに余りある長所もあります。

例えば

◆吸湿力が優れていて、「一晩にコップ1杯分」と言われる汗を吸収する。
◆繊維と繊維の間に空気をたくさん含むので暖かい。
◆適度な硬さと弾力があるので、体が沈み過ぎない。
◆使っていると硬くなっていくが、日に干せばふっくらと元に戻る。

と言う所です。

私も、綿わたの敷き布団は好きで、
使っております。
上げ下ろしは重くて大変ですが…

今日の一枚


赤いのが眠むの木の花、右の写真にはつぼみがたくさん。

ねむのきの花が咲き乱れ…
まだつぼみが沢山…

書いた人 長男
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