爺ちゃんの「ずくだせ散歩」!

京都紅葉巡り:城南宮!

 良く晴れて暖かな京都です。
 婆さんが「今日は休養日にする」と言うので、一人で城南宮まで出かけてきました。
 地下鉄の竹田駅で下車し、城南宮を目指します。キョロキョロしながら歩いていると、右手奥に塔の様な物が見えましたので寄ってみました。
 「近衛天皇安楽寿院南稜」の多宝塔でした。ここには、「安楽寿院」と言うお寺と「鳥羽天皇安楽寿院稜」がありました。この辺は、白河天皇が創建した「鳥羽離宮」が広がっていたところで、その東殿にあたるのだそうです。これから行く「城南宮」もその中に含まれるようですので、広大な離宮だったことが想像できました。

 鳥羽天皇が冠を置いたと言われる「冠石」もありました。

 新城南宮道に出ます。油小路通の手前に「北向不動院」があります。鳥羽天皇の病気平癒を祈願したお寺で、王城鎮護のため北向になっているのだそうです。

 油小路通を渡って右手に「白河天皇成菩提院陵」がありました。

 油小路通を下がって、城南宮道を右に進むと城南宮です。方除けの神、現在では「交通安全の神」、「曲水の宴」も有名です。
 城南宮の創建は諸説あり,平安京遷都時に王城守護のため創祀されたとも,城南寺の鎮守神として創祀されたともいわれます。
 承久3(1221)年,後鳥羽上皇が倒幕を謀ったこと(承久の乱<じょうきゅうのらん>)はよく知られています。

 神苑に入りました。ここには、離宮の築山と伝えられる「春の山」や、「平安の庭」などの日本庭園があり、四季を通じて景色を楽しめるようになっていました。春の山では、もう「梅の花」が咲いており、今年の気候の暖かな事が感じられました。

 曲水の宴が行われる庭です。

 一旦、道路に出て、反対側にある「室町の庭」に入りました。

 出口には、「城南離宮の庭」があります。

 国道1号に出ました。「鳥羽離宮跡公園」に向かいます。信号を渡った所に、鳥羽街道の名物「おせき餅」のお店がありましたので、婆さんのお土産として購入してきました。「おせき餅」は美味しかったです。お腹が空いたので国道沿いのラーメン屋さんで昼食。
 鳥羽離宮跡公園は、鳥羽離宮の南殿があった場所で、庭園にあった築山の遺構「秋の山」を見ることが出来ます。「鳥羽伏見の戦い」が始まった場所の石碑もありました。公園の広場では、子供たちが元気に野球をやっていました。

 公園を出てから竹田駅まで戻って、地下鉄で帰りました。
 平安の史跡巡りと、紅葉と名物「おせき餅」を楽しむことが出来た街歩きでした。
 今日の歩数は、12,815歩。

 

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