婆さんから「うるさいから何処かに行ってきたら」と言われてしまい、以前から歩こうと思っていた、四条通を松尾大社まで歩くことにチャレンジすることにしました。
四条大宮までは、嵐山に行くときなど良く来ていますが、そこから先は、バスでしか行ったことがありません。
坊城通の交差点まで来ると、左手に「元祇園梛神社・隼神社」があります。ここは、「元祇園」の名の通り、八坂神社や祇園祭に関係があるようで、ここのお祭りが祇園祭の笠鉾に繋がるようです。境内には2つの社殿が有り、向かって右に「隼神社」、左が「元祇園梛神社」になります。
そこを出て進んでいくと千本通があります。三条通から北は広い通りですが、この辺まで来ると道幅も狭くかつての「朱雀大路」の面影はありません。
御前通の先に、京福電鉄嵐山線が四条通を横切っています。ちょうど電車がやって来ました。
西大路通との交差点に「高山寺」があります。ここの地名が「西院(さい)」と言うことから、通称「賽の河原」とも呼ばれています。本尊は「子安地蔵」で、安産や子供を救う地蔵として信仰を集めています。
西大路通を渡り、佐井通まで来ると「春日神社」の案内板が見えました。佐井通を上って直ぐにその神社があります。正式名称は「西院春日神社」と言うのだそうです。
平安初期に奈良の春日大社から分霊して創建され、霊石で疱瘡が治ったことから病気平癒の神として信仰されています。結構立派な境内でした。
四条通に戻り、更に西へ進みます。途中にある川の岸に桜が咲き始めていました。日当たりが良いので咲き始めたのでしょう。10日ほどすると桜の季節になりますね。
京都外国語大学、三菱電機の工場等の横を歩いていきます。この辺まで来ると松尾大社の裏山がはっきり見えてくるので、元気が出ました。桂川に掛かる松尾橋を渡ると松尾大社になるのですが、すこし手前にある「梅宮大社」に寄りました。目的は、梅の花です。梅の名所ですが、酒の神、子授けの神として信仰されています。境内の梅が綺麗に咲いていました。
いよいよ四条通の西端、松尾大社です。松尾橋の右手に嵐山方面、正面に松尾大社の鳥居が見えた時は、「やっとのことでたどり着いた」と、少々、感激しました。昔の人は、歩いて松尾大社にお参りすることが当たり前だったんですけどね。
赤い鳥居をくぐって松尾大社に入ります。楼門や本殿は修復作業中でしたが、苦労(?)してお参りしたのですから、神様も願いを聞いてくれると思います。
帰りは、阪急電車に乗って帰ってきました。さすがに歩いて帰る元気はありませんでした。
四条烏丸から松尾大社までは、約2時間、13,000歩程度で行けますので、一度、チャレンジをしてみてはいかがでしょう。必ず「御利益」がありますよ。
昔の人々の苦労を味わった散歩(?)になりましたが、梅の花も満喫できて満足でした。
今日の歩数は、13,890歩。
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