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爺ちゃんの「ずくだせ散歩」!

京都:再び嵯峨野へ!

 晴天の戻った京都です。気温も高くなりそうです。

 一昨日、嵯峨野でサングラスを失くしてしまったのですが、もしかしたらと思って電話をかけてみたお店で、置き忘れていた私のサングラスを保管していただいていることが分かりました。と言うことでサングラスを受け取るために、今日、再び嵯峨野へ行くことになったわけです。

 前回と同じ大覚寺行きのバスに乗り、嵯峨釈迦堂(清凉寺)で下車。清凉寺の境内を抜けていきます。仁王門に行く途中、嵯峨豆腐で有名な「森嘉」のお店があります。食べたことは有りませんが、名前だけは知っていたので写真を撮ってきました。

 その先が、直ぐに清凉寺の仁王門です。今日も境内を通らせていただきました。

 二尊院に行く途中に「小倉山荘旧址厭離庵(えんりあん)」があります。藤原定家が小倉百人一首を撰した小倉山荘跡と言われています。通常非公開ですが、秋には特別公開されるようです。細い小径を入りますので、うっかりすると見過ごしてしまうほどです。

 サングラスを受け取るまで、ゆっくり名所巡りをしている訳にはいかないのですが、つい立ち寄ってしましました。

 サングラスを忘れたお店は、祇王寺の入り口にある喫茶店です。丁寧に袋に入れて保管していただいていました。ただただ感謝!

 サングラスが戻ったし婆さんもいないし気分良く散歩開始です。落柿舎までのんびりと歩いてきました。この辺まで来ると、土曜日ですが観光客の姿も「チラホラ」といった程度です。落柿舎の前は、静かな嵯峨野の風景が広がっていました。

 小倉池の横を通り竹林の小径に向かいます。昨日も婆さんと話したのですが、小倉池を囲む柵が奇麗になっていました。プラスチック製ですが竹を模した柵になっており、雰囲気が「グッ」とアップしていました。鷺が餌を狙って頑張っていました。

 前回は敬遠した「竹林の小径」を歩いてきました。人混みを歩くのも「たまには良いかな」と言うことで。ここは「外国」でした。

 野宮神社も混雑していて、大袈裟に言えば日本人は私ぐらいでした。

 人の間を縫うようにして歩き、ようやく天龍寺の前まで来ました。天龍寺には暫く参拝していなかったので、婆さんが居ないことを良いことに参拝してきました。人気の寺院ですので、今日も多くの観光客の姿がありました。

 天龍寺は、1300年代に足利尊氏により創建されたお寺で、夢窓国師による庭園(曹源池)で有名です。世界文化遺産に登録されています。

 大方丈から見た庭園は、嵐山を借景にした雄大なもので、観光客の人気の高いのも良くわかります。多くの方が静かに庭を眺めていました。日本人とか外国の方とかは関係無しに、こうした景色は心が穏やかになるのだと思います。

 大方丈を出て庭園に回りました。「サラサウツギ」「シモツケソウ」が咲いていました。「サラサウツギ」はアジサイ科だと言うことです。今日は、花の横に名前が書いてあるので、婆さんが居なくても分かります。

 池の周りを歩きながら見る景色は、大方丈から見る景色と違って見えます。皐月も咲いていて少し華やかでした。回遊式庭園ですので、昔の人も散策を楽しんだのでしょう。

 帰り際に、塔頭の一つ「慈済院」に立ち寄りました。弁財天を祭る寺院で、門は「招福門」と呼ばれる唐様の門です。目に付くので、ここを通るたびに写真を撮ってしまいます。今日も撮りました。

 お昼を食べて、渡月橋を眺めながら「これからどこに行こうか」と考えました。正面に法輪寺の多宝塔が見えたので、帰りに寄ることにしてもう一か所は以前から行きたかった「大悲閣(千光寺)」に行くことにしました。千光寺は亀山公園の展望台から見える対岸の山の中腹にあり、どんな所か気になっていた場所です。

 千光寺は渡月橋を渡った先を右手に曲がり、桂川に沿って上流に歩いていきます。坂道ですが整備されているので歩きやすい道です。川のこちら側は、訪れる人も少なく、本当に静かです。

 普段見る桂川の景色とは違いますので、楽しみながら歩いていきました。上流に行くにつれ水の色も変わってきます。

 渡月橋から約20分程で、「星のや京都」の船着き場が見えてきます。その左手が千光寺の参道になります。

 山道になりますので、足腰に自信のない方はちょっと厳しいかもしれません。結構、急な石段を登って行くとようやく山門に到着です。

 この鐘楼の上が境内の受付です。

 境内には、客殿と本堂の大悲閣(観音堂)があり、客殿からの眺めは絶景です。ここまで登った苦労が忘れられる一瞬が待っています。トロッコ列車も眼下に見ることが出来ました。

 千光寺は、江戸初期、保津川を開削した豪商・角倉了以が、開削工事で亡くなった人々を弔うために建立したもので、本堂の大悲閣には、本尊・千手観世音菩薩と角倉了以の像が祀られています。夢窓国師(むそうこくし)の座禅石と伝える大きな石もありました。

 ここで景色を眺めていた時に、ふと尾道の千光寺を思い出しました。尾道の千光寺も山の上にあり、眼下に尾道市街や瀬戸内海が見えたのを覚えています。

 帰りに鐘楼の鐘を撞いて来ました。嵐山の景色に静かに響き渡るような音で、心が洗われたようでした。

 来た道を渡月橋まで戻ります。当然、再び20分程歩くことになりますが。

 渡月橋を左手に見て真っすぐ進んでいくと法輪寺です。紅葉の穴場で、嵐山にある寺院にしては静かな所です。十三歳の厄難を払い、智恵を授けていただけるように虚空蔵菩薩に祈願する「十三まいり」で知られています。

 境内には、本堂や渡月橋から見えた多宝塔があります。

 ここの展望台からの景色もなかなかのもので、渡月橋や嵐山の景色、京都市街地や京都タワー等を望むことができます。

 帰りは、阪急嵐山駅から電車で帰りました。一昨日とは違ったコースも歩くことが出来て、サングラスも戻り、婆さんも一緒ではなかったので、充実した散歩になりました。

 今日の歩数は、16,555歩。千光寺は疲れました。

 

 

 

 


 


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